はじめまして、練馬光が丘病院からススメ専攻1年目の上柴このみです。
病院住まい・紙カルテ生活の初期2年から一気に洗練されたデジタルワールドに突入。正に表題のような心境であっという間に最初の1ヶ月が過ぎようとしています。しかし今や僻地医療に不可欠な電カルスキル!!何とか早く慣れたいところです。。
さて、病院は練馬ダイコンで有名な緑豊かな武蔵野台地に位置しています。
ご高齢の方から小さい子ども連れのファミリーで賑わう光が丘団地の中で、
通年での総合内科ローテーション中です。
蜂窩織炎、消化管出血、間質性肺炎、悪性リンパ腫、脳梗塞、腎不全。。。etc
予想以上に様々な疾患を1つの科でマネジメントしている現状に驚きました。
1日の流れは、
7時半までに来てプレラウンド、8時過ぎから当直隊より症例発表、
5分間レクチャー、回診・病棟業務・その間に感染症・血液・多職種病棟カンファレンス、EBMや英国家庭医によるWSと盛り沢山です。ICUケースがあればそこにも関わります。
5分間レクチャーは研修医自ら臨床での疑問点を調べて発表するものですが、
日々の上級医の先生方との回診を含め、ベッドサイドで直面した問題をすぐ学び、かつ共有できる環境は非常に貴重だと感じています。
その他、医療では印象的な事が3点あります。
1つ目は、全例、入院時に消化管出血とDVTのリスク評価及び予防策を講じてリハビリとの横の連携も密な事です。入院生活での状態悪化をふせぐHospitalistとしての気概を感じています。2つ目は、EBMへの探究心です。
安易な経験知ではなく、より良く正しい医療知識を得ようと論文検索し、また皆で共有しようとする動きを感じます。また、ゴールを安易に病気の治癒だけにおかず、その患者様個人に関心を持って寄り添い、考える姿勢のDrが多いです。
一方、職場の雰囲気としては、Family First の姿勢でお互い当直体制をしっかりし、ワークライフバランスを大切にする米国の様な文化が感じられます。人間味溢れる、笑顔のいいスタッフの先生方が多いです。
以上、長くなってしまったのですが。。。毎日とても充実しています!!
今はひたすら上の先生方、看護師の方々、同期の仲間に助けて頂きながら
“もがく、おたんこドクター”な日々ですが(本当に常に感謝しきれない状況です)、“子ども達が笑顔で過ごす大人の中で元気に過ごせる様に”応援できる家庭医を目指し、、、まずは3年目から2年通年の僻地医療を短期目標に、貴重な内科ローテをがんばりたいと思います。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました!
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