2016年1月27日水曜日

ポートフォリオ勉強会

ススメ1年目呉明愛です。先週末に京都でススメ修了生の集い・ポートフォリオ勉強会が開かれたため、ここにレポート致します。
初日は中村正和先生による「地域診断」のワークショップがあり、実際に村の統計資料を見ながらグループ毎に地域の健康課題を挙げたり、対策について話し合ったりしました。また既存統計資料へのアクセスの仕方も教えてくださり、本ワークショップは地域診断の実践への第一歩となりました。


2日目は毎年恒例のポートフォリオ勉強会で、専攻医が事前に作成したポートフォリオについて発表し、修了生や他の専攻医からアドバイスやフィードバックを受けました。ポートフォリオの書き方についてアドバイスを受けられたことはもちろん勉強になりましたし、また普段異なる施設にいる専攻医が困難事例について直接話せる場を持つこともできて良い時間を過ごせました。



気付けば専攻医1年目ももうすぐ終了で、4月からはまた新たなススメ1年生が入職するとのことです。来年度は協会主催のプライマリケア学会の学術大会もあり、皆さんで盛り上げられたらと思います。

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2016年1月17日日曜日

六ヶ所村診療所ガイド

新年初投稿です。
専攻医の井上博人です。

暖冬といっても、六ヶ所村では、さすがに寒さが本格的になってきましが、皆様どうお過ごしでしょうか。
六ヶ所村も今は一面が雪景色です。


外観の写真は多いんですが、あんまり写真に撮られていない、
診療所内部についてご紹介させていただこうと思います。

2014年の8月に新診療所に移転してきたのですが、
上の写真の通り見た目は診療所は綺麗な大きい2階建です。

向かって右が1Fが外来、2Fが病棟です。さらにその右にヘリポートがあります。
左側が、1Fが保健事業とデイケアやリハ室、2Fが老健と医局があります。
建物の奥に医師住宅や研修棟があります。
来年度にはヘリポートのさらに奥に温水プールが出来るそうですが、建物の姿形はまだ何もありませんが、、、

外来の診察室は全部で5つありますが、研修医が使っていないときは平均2.5 診体制くらいで診療しています。
(僕との相性が悪いのか入り口のドアつかむと必ず静電気でバチっときて、目を冷ましてくれる機能が付いています)
 画像振り返り、検討会もここでしています。
 救急初療室 (処置室)です。救急車は2〜3日に1回くらいは救急車の対応をします。
割と広いのですが、動線がなかなか取りずらく、物品の配置をうまくとれるように改良中です。
出入り口がヘリポートの正面に位置していて出てすぐヘリに乗ることが出来ます。
MRIもあります。普通のやつと違い永久磁石を使っているからランニングコストが安いらしいです。形もドーナッツ型でなくハンバーガー型?です。
他にCTや透視などもあります。当直中はレントゲン、CTは自分で取ります(MRIは操作難しいのでやってません)


医局です。広いです。
無線LANも対応していて快適です。
ここで普通に暮らせます。
WEB会議などもここで行えるように設定されています。
多い時だと研修医が4人くらいになります。
病棟はまっすぐ縦に長いので看護師さん達から不評です。
手前は老健のスペースで中程にナースステーションがあります。老健のスペースでは季節ごとに装飾が変わって楽しいです。(現在のテーマはお正月)
最近診療所に就職された二人です。
今日は老健のテーブルの上で寝ています。
日中は人気者のお二方は、芸達者で、
かなりの曲数の童謡などを歌えるらしいのですが、
看護師さんから夜に「かごめかごめ」を歌うことがあったらしくホラーだったとのこと、、、


どこも新しく綺麗な職場です。
使い勝手がイマイチな箇所もありますが、地域の診療所としては十分な機能を持っているので、あとは使い方と工夫が必要なのですが、残り3ヶ月弱の六ヶ所での研修で、改善できそうな所は色々改善していこうと思っています。
診療所だとそう言った工夫もすぐ実行できるので、
あれこれ考えるのも、なかなか楽しいです。



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2016年1月10日日曜日

新病院建築中

  あけましておめでとうございます. 
  シニア2年目、市立恵那病院で研修中の新多です。

  恵那病院はただ今、新病院建築中です。恵那市が発行している“広報えな”の新年号にも“着着と進む市立恵那病院再整備事業”と取り上げられています。そこには「免震構造で地震に備える」とあります。耐震が建物の骨組みなどを強化し地震の揺れに対し建物の崩壊を防ぐ方法であるのに対して、免震は、地震の衝撃(揺れ)を吸収し、地震のエネルギーを建物に伝わりにくくする仕組みで、揺れが軽減し二次災害も抑えてくれるそうです。ただ導入コストがかかり地盤を選ぶとのこと。リスクとの闘いは、建築業界も医療も一緒ですね。リスクをゼロにはできないけど、現実的にバランスよくやっていかないといけない・・・
建築中の様子をながめていると何となく楽しい気持ちになるのは、創造性のあるものに対する自然なきもちなのかなあ。


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