2016年6月19日日曜日

OHSUからDr.Jasonが来られました

プログラム責任者の井上です。

13日から17日までオレゴン健康科学大学(OHSU)Family Medicine後期研修医のDr.Jasonが1週間湯沢に来られました。
今回第7回プライマリ・ケア連合学会に合わせてオレゴンから来られました。日本は初めてとのことで、日本の文化や食事などに興味を持たれていました。
1週間の滞在の間に、湯沢町保健医療センターの外来、訪問診療などの臨床面だけでなく、小学校の内科検診や特養の回診、町の体操やアクション農園に参加してもらいました。




またゆきあかり診療所も訪問してもらい、日本の診療所を見てもらいました。アメリカと日本の外来での診察室の使い方の違いなどに驚いておられたようでした。


現在地域研修中の市立奈良病院J1の百田先生も一緒に、昨年もOHSUの先生方をお連れした雲洞庵にもお連れしました。日本の文化の一部を感じてもらうことができたとおもいます。
もちろん日本の温泉、食事、そして日本酒を堪能されました。



日本とアメリカの医療の違いや共通点を感じてもらったと思いますし、我々もいろいろな話を聞かせていただきました。
また来年もこのような交流ができ、今度は日本から専攻医の先生や修了生の先生が訪問できるといいなと思います。


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2016年6月16日木曜日

老健研修

 ススメ2年目の呉です。4月から東京の下町にある台東区立台東病院で研修中です。
 台東病院には病院と老健が同施設内にあるという特徴があり、今回初めて1ヶ月半の「老健研修」をさせていただきました。
 病棟研修を長らくしていた自分にとってまず驚いたのは、老健は生活の場であり身体抑制はしないということです。認知症による周辺症状のため何度も徘徊を繰り返していても、センサーが鳴るたびにスタッフがかけつけて対応しており、病棟でもこのようなケアができればと感じました。
 また老健と病棟との連携がスムーズであることも台東病院の強みだと思いました。例えば肺炎や心不全のため酸素投与が必要になれば総合診療科に入院し、治療後状態が安定すればまた老健に戻るという具合です。スタッフ同士が文面上ではなく院内で直接相談できるのは大変恵まれた環境でした。
 当老健でも定期的にレクリエーションを行っておりますが、先日初めて同行させていただき、病院前の鷲神社に行ってきました。


 皆さん良い表情をされていてもっとこのようなイベントを増やせればと感じました。
 今回の老健研修の経験を生かして高齢者診療に強くなっていこうと思います。

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2016年6月15日水曜日

第7回プライマリ・ケア連合学会学術大会に参加してきました!

本文



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今年度「地域医療のススメ」のチーフレジデントを務めております上野原市立病院の田邉紗代です。
先週末、浅草で行われた日本プライマリ・ケア連合学会学術大会に参加してきましたので、振り返りながらブログに書き込ませていただきます。よろしくお願いします。

まず今回は、Jadecomの台東区立台東病院の山田先生が大会長だったこともあり、ススメの専攻医、修了生、指導医の先生方の発表がたくさんあったことが印象的でした。ポスター会場をあちこち移動して、できる限り先生方の発表を聞かせていただきました。S1S2の先生方も立派な発表をされていて、私自身とても刺激になりました。また、参加者の方が、ススメ専攻医のポスターをじっくりと読まれているところを見て嬉しくなる場面もありました。

本部の方が写真を撮ってくださいました。
ほとんどのポスター貼ってくださった
井上先生、ありがとうございました。


自分自身の発表は、病院医師が在宅医と連携して自宅での看取りにつなげたというありきたりですが、SNSサイボウズLiveを使ってうまく連携したことに焦点を当ててまとめたものでした。思っていた以上に多くの質問をいただき、なかなか多職種でSNSへの参加者を増やすことができず困っている先生がおられることがわかりました。上野原でも同様なので、共有できたのもよかったように思います。今後はもっと、長期的なデータや住民アンケートをとるなど内容の濃い発表ができればと思っています。


冬季セミナーのときの写真です。

また、その発表は、今年2月に行われたプライマリ・ケア連合学会の冬季セミナーで、シティータワー診療所の島崎先生のWSのファシリテーターの手伝わせていただいたときの経験が、大いに役立ちました。この時も在宅の病診連携の話で、病院医師としての役割をしっかりと認識することが大切だと学びました。島崎先生、この場をお借りしてお礼を申し上げます。どうもありがとうございました。




また今回は、ポスター発表の座長という初めての経験もさせていただきました。事前に抄録を読み、質問を準備して挑みました。午前中の最初のセッションで、時間通りに終わらせるというタイムキーパーの役割は十分果たせましたが、緊張もしていてあまりじっくりとその場で発表を聞くことができなかったことが反省点としてありました。また、質問はいくつか出たのですが、もっと活発な議論ができるよう上手に質問を投げかけられるようにしたいと思いました。

あと個人的には、2日目のOHSU reunion lunchでご無沙汰となってしまっていた先生方、お世話になった方々に会えたのがとても嬉しかったです。今後も多くの専攻医の先生が、OHSUをはじめ海外研修に行かれたらいいと思います。あとは、Jadecom外の方との交流が持てたことも貴重な経験でした。2月の冬季セミナーで島崎先生とさせていただいたWSに参加してくれた他施設の先生に声をかけていただき意見交換をしたり、懇親会でたまたまお話しした調剤薬局の薬剤師さんの発表を翌日見に行ったりできました。


このような素晴らしい機会を作ってくださった台東区立台東病院の山田先生、そして杉田先生をはじめとする実行委員の先生方にこの場をお借りしてお礼を申し上げたいと思います。どうもありがとうございました。来年度以降も積極的にススメ専攻医、修了生が参加していけるといいと思います。また、今回の学会を機に、Jadecom「地域医療のススメ」に多くの方が興味を持っていただけたら嬉しく思います。





2016年6月5日日曜日

6月になりました

こんにちは。シニア1年目の海永千怜(かいながちさと)と申します。東京北医療センター総合診療科と、地域医療のススメの相乗りで研修しております。
初期研修2年を長野県の病院で過ごした自分にとって、新しい環境の都会の病院は、やはり人口が違うだけあって中規模病院ながら回転が早く忙しく、あっという間に2ヶ月が経ってしまいました。
また初期研修医とは違い責任も増え、自分の下に初期研修医の先生もつき、一緒になって、教育もしながら、一から病棟業務を学んでおります。

大変なこと、きついこともありますが、最近は働けば都、なのか、周りの皆さんとうまく連携が取れるようになってきて働きやすくなってきました。

東京北医療センターは総合診療科が主に患者さんを受け持ちます。専門内科、外科、放射線科など各科へのコンサルトの垣根が非常に低く、相談しやすい環境がとてもありがたいです。また、看護師さんやリハビリスタッフさんもとても忙しくしていますが、患者さんの普段の病棟の様子や、今後退院に向けて悩んでいることなど相談すると、思いもよらない違った目線の意見を下さいます。

こちらに来て素晴らしいと思ったこととしては、毎日抄読会やコアレクチャー、カンファレンスがあり、皆で勉強する時間がしっかり確保されていると言うことです。もちろんそれまでに、自分の業務を終わらせるタイムマネジメントスキルが要求されますが、このような機会をきちんと生かしていきたいと思います。

慣れるまでは、どこでもそうでしょうが、それなりにきついと感じましたが、シニアの同期や周りの皆様のおかげでなんとか日々成長していると思います。
これからの研修先でもしっかり頑張りたいです。

まだまだ余裕はありませんが、最近の近況は、院内で過ごすだけでなくて、少しの時間をつかって先輩後輩と赤羽付近のラーメン屋やおしゃれなカフェ(主にラーメン屋メインです・・)に繰り出したり、フットサルにいってみたり、土地を楽しめるように頑張っています。

今週末はプライマリ・ケア学会ですね。ススメの皆様とお会いできるのを楽しみにしております!

写真は、東京北医療センターの屋上庭園から病棟を。

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2016年6月1日水曜日

揖斐・山びこの郷 から

シニア3年目の新多です。
4月から岐阜県揖斐川町の”揖斐郡北西部地域医療センター 山びこの郷”に来ています。
揖斐の山々の緑も日々深まってきました。

ここは、教育のメッカです。
医師だけではなく、看護、リハビリ、介護等、多職種の研修生が集まります。現在は、私を含めて全職種で計10名が研修中です。
研修の場ということは教育の場でもあり、こちらの先生方は教育が上手いなって感じることがたびたびあります。各個人の個性を大切にしながら、普遍性は失わない・・・学ぶことは多いです!



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