2017年2月28日火曜日

サイトビジット報告

プログラム責任者の井上です。

2月も今日で終わり、明日から3月ですね。
今年度もあと1ヶ月です。
2月も4箇所のサイトビジットに行ってきました。石岡第一病院、市立恵那病院、区立台東病院、日光市民病院です。どの施設でも専攻医の先生は生き生きと研修をしておられました。
中でも市立恵那病院は10月に新病院になったばかり。
今までの病院の隣に新病院は建設されたのですが、場所がちょっとずれただけなのですが、中央本線から今まで見えなかった病院が高台の上に見えるようになりました。逆に病院玄関からは今まで見えていなかった風景が見えるようになりました。
新病院は入り口から外来部分には木がふんだんに使われていて、木のぬくもりが感じられる、すごく柔らかな雰囲気になっていました。
来年度もススメの専攻医が研修にお邪魔することになっていますし、秋にはJADECOM初期研修医の地域医療セミナーも予定されています。また伺えるのが楽しみです。

来月も忙しいことになりそうですが、新たにススメに参加する専攻医の皆さん、今までの専攻医の皆さんが楽しく学んでいけるように新しい年度の準備をしていきたいと思っています。

地域医療型ブログラム「地域医療のススメ」はこちらから >>

2017年2月15日水曜日

石岡Life!

こんにちは&お久しぶりです。ススメS1(PGY3) 吉岡優です。
私は昨年の4月に東京ベイ・浦安市川医療センターでの救急研修から始まり、練馬光が丘病院の総合診療科研修を経て、12月から茨城県のほぼセンター・石岡市にある石岡第一病院で3ヶ月間の小児科研修をしています。

茨城県は魅力度ランキング4年連続最下位という不名誉な称号をもつ県ですが、スローガンは『のびしろ日本一。』ということで、とてもポジティブに頑張っています。石岡は特急「ひたち」も停車し上野から1時間弱という意外と都心に近いことに加え、実は歴史の深いまちでもあるようです。太平洋側ならではの冬晴れの青空と、綺麗な星空を眺めながら、とても住みやすいなぁと感じています。

さて、石岡第一病院は100床くらいの規模で、内科・小児科・整形外科・口腔外科がメインの病院です。筑波大学附属病院 総合診療グループや自治医科大学

、茨城県立中央病院の家庭医プログラムから研修に来ているS2・S3の先生方、水戸協同病院のJ2の先生など同世代の医師も意外に多く、毎日わいわい言いながら楽しく研修しています。

ススメの専攻医はどうしてもそれぞれがバラバラに研修先を選んでいるため、同期や先輩方がどのような研修をしてどんな医師になっていくのか、具体的につかみにくいところがあります。私は身近にロールモデルがいないことに寂しさや不安を感じてきました。しかし、JADECOM以外のコミュニティで頑張っている同じ志を持った方々の姿を見て、『すごいな』『こうなりたいな』と憧れを抱いたり、逆にポジティブなフィードバックを頂いたりして、すごく励みになりました。

また、内科外来支援や内視鏡支援、小児科外来支援などで、東京北医療センターや東京ベイの先生方がいらっしゃっているので、これまでに色々な場所で出会った先生方と再会できたのもとても嬉しかったです。

小児科は常勤の先生が2名で、研修医が常に2名(筑波大学S3+水戸協同病院J2)はローテートしており、主に午前・午後外来と予防接種・乳児健診をほぼ独立して任されています。入院患者さんは週に1-2人程度で、気管支喘息や発熱、胃腸炎での入院が多いです。

外来では、多くの症例に暴露されるという貴重な機会を頂いています。もちろん、指導医はいつでも気軽に相談できるように配慮してくださっていますし、カルテも適宜チェックしてくださっているので、その都度アドバイスを頂きながら進めています。部長先生からは「あたしが責任持つから自由に考えてやってみなよ!」と仰って頂けているので、気持ち良いくらい野に放たれています(笑)。

初期研修医の頃の小児科研修では病棟業務がほとんどでしたし、おそらくススメの研修施設の中でも石岡のようにひとりの小児科医としてひたすらに外来経験を積めるのは珍しいのではないでしょうか。もし、小児科研修先で迷っている方がいらっしゃいましたら、私はぜひ石岡での研修をおすすめしたいです!

さらに、後期研修医は例外なく一人全科当直も行います。夜間は宅直の検査技師さん・放射線技師さんを呼ばないと検査ができません。外科がないので基本的に急性腹症はほぼ転院搬送です。これまで副当直の経験しかなかった自分にとっては、施設の限界と、自分の能力の限界との狭間でいつも悩み迷いながら業務にあたっています。

救急車とwalk inと病棟急変と、タイムマネジメントを意識しながら患者さんを診ていくこと。適切なアセスメントをすること。転院搬送の判断ポイントはどこか。転送先の医師へのショートプレゼンテーション。…どれも東京ベイの救急や練馬の総診で教わったことばかりです。学んだことをきちんと実践できているかどうかは正直自信がありません。それでも4月から挫けそうになるくらい厳しい環境に身を置いてやってきたことは間違っていなかったんだと確信しています。学んだことはいつか繋がる…これまでお世話になった方々へ感謝せずにはいられない日々です。本当にありがとうございます。


最後に、この1年は初期研修から一転、ものすごく負荷のかかる毎日でしたが、たくさんのかけがえのない出会いに支えられた1年でした。卒後年数と自分の実力との差に愕然としますが、現実を真摯に受け止めて、感謝と思いやりを忘れず不器用なりに進んでいこうと思います。

茨城での暮らしは名残惜しいですが、3月からは古巣である東京北医療センターへ戻ります。
春からも、たくさんの出会いがありますように!


地域医療型ブログラム「地域医療のススメ」はこちらから >>

2017年2月9日木曜日

本文
妊娠、出産を経て



現在市立恵那病院に所属しております、山田恵梨子と申します。

昨年4月から産休を取得し、4月末に出産しました。
市立恵那病院は託児所があり、発熱のみであれば病児保育も可能で安心して仕事をすることができています。また、子供の数が少ないのに対して先生方がたくさんいるので笑とても手厚い保育をしていただいています!

初めはまだ0歳の子供を預けることに対して抵抗がありましたが、現在は時短勤務で15時以降は子供と触れ合う時間を十分に持てますし、大きなお兄さん・お姉さんたちと触れ合うことで運動発達などがとても早くなったように感じます。

とてもびっくりしたのは、今まで練習してもできなかったストロー飲みが保育園で1日訓練してもらったらすぐに出来るようになったこと。プロの凄さを感じました笑

恵那は寒いことは難点ですが、子供を抱えた私にたくさんの配慮をしてくださり、とても働きやすい環境で働かせていただいているなと感じます。
また、一緒に働いている夫も帰宅時間が早いので子供と遊ぶ時間もあり3人で笑っていられる時間が本当に幸せです⭐︎

改めて地域医療のススメで研修させていただいて柔軟に研修させていただいていることに感謝しております。

来年は北海道に勤務する予定ですが、また恵那に帰ってこようと考えている今日この頃です。。。

私と旦那の働き方が1つのモデルとなって夫婦のススメ生が増えてくれることを期待しています!!

山田恵梨子


地域医療型ブログラム「地域医療のススメ」はこちらから >>