2017年8月16日水曜日

冬の北海道 十勝いけだ地域医療センター

ススメ専攻医3年目の坂上です。
2017年1~6月に2度目の十勝いけだ地域医療センターへ行ってきました。前回は2015年7~9月で夏の北海道を満喫しましたが、今回は真冬の北海道です。
道路は一面の雪。北海道の車には、雪道で滑らないようにオートブレーキシステムがついています。何回か車が横滑りして、ヒヤッとすることがありましたがこのシステムのおかげで助かりました。

一面真っ白の雪道を走りました。

さらには白鳥が群れを作って飛ぶ姿も拝めました。

がーがー鳴いて、飛んでいました。

十勝いけだ地域医療センターは夏よりも冬の方が病院が混みます。農業に従事している方が多いので、夏は仕事が忙しくなかなか受診されません。冬はお仕事がお休みになるため、「病院に行こう」という気持ちがわくようです。

今回は2度目の派遣であり期間も半年と長くかかわることができました。もともと面識のある職員の方々が多く、個人的にとても愛着のある病院であり地域でした。そのため、業務改善の提案をしたり、地域ケアのために講演をしたりと新しい経験もさせていただきました。さらに透析患者さんの長期的なケアを学ぶことができたのも貴重な経験でした。

こういった新しいことにいくつも挑戦できたのも、職員の皆さんの温かな支援があったからこそと思います。上級医はとても頼りになる、すぐに相談にのってくれる医師ばかりです。また各職種の関係が密接でかつ温厚で、とてもすてきな病院です。



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2017年8月7日月曜日

日光から練馬光が丘へ


地域医療のススメ専攻医1年目の横田です。
東京北での初期研修を終えて、4-6月は日光市民病院で研修していました。今は練馬光が丘病院で救急/ICUの研修をさせていただいてます。

今回は日光での日々について書かせていただこうと思います。
日光市民病院に行く前は、初期を終えたばかりの私が支援という形で行かせてもらっていいのか、内科をしっかりと診るのはほぼ1年ぶり(!)ということもありとても不安でいっぱいでした。でも実際に行って見ると毎日がとても楽しく、充実した日々でした。初期研修医から一緒の川堀と一緒だったこともあり毎日わいわいしてとても騒がしかったと思います。

日光では大体5、6人の病棟患者さんを持ち、外来を週3回、内視鏡やエコーの検査が週1回というような日々でした。業務自体は忙しくなかったのですが、最初は病院のシステムに慣れるまで時間がかかりました。そして一番大変だったのは紙カルテです。紙カルテは先生の個性が出て味わい深いところはあるのですが、字がなかなか解読できず、経過が分からないということもたくさんありました。電子カルテのように全ての検査結果を書くわけにも行かず、いかに必要な情報を簡潔に書くかがとても難しかったです。必要な書類も探すには時間がかかり、電子カルテのありがたさが分かりました。

初期研修医の頃は常に指導医の先生のチェックがあり、何か間違ったことをしても指摘してもらえる立場でしたが、後期研修医になると基本的には全て自分の判断・責任になります。不安なこともたくさんありましたが、命に関わることでなければ自分の考えでとりあえずやってみる、というチャレンジも大切だと思いました。結果として失敗もしましたが、その時に学んだことはとても印象深く残っています。

練馬光が丘病院に来て1ヶ月、やっと慣れて来たところです。ススメの研修は様々な地域に行くので大変ですが、色々な病院を見ることの大切さも感じます。その地域にあった医療を提供することができればと思います。





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