2012年6月27日水曜日

ヘルスプロモーションのポートフォリオ勉強会

こんちには.久瀬診療所研修中のS3菅波です.

今日は,地域医療のススメの後期研修医,修了生,指導医,学生・初期研修医でネット勉強会を行いました.

地域医療のススメは全国各地に研修施設があり,そのそれぞれで後期研修医が研修・活躍しています.
たとえば,北海道十勝,青森県尾駮・東通,新潟県湯沢,東京都北区赤羽,台東区,岐阜県揖斐川町春日・久瀬などなどです.

全国の多施設で研修をしている分,いろいろな場所でさまざまな経験を積むことができるのが大きな強みです.
一方でなかなか同じ場に集まって勉強することができないという現状もあります.


約3年前からその状況を打開すべく,チーフレジデントを中心として


①ネット勉強会:インターネットを介したテレビ会議室を利用した勉強会 
      
②シニアレジデントミーティング:ある会場に皆で集まって勉強会(+懇親会)
などを行っています.

現在,勉強会は月に2回.
1回は振り返りの会.1回は家庭医療・地域医療の理論の勉強を目的としたポートフォリオ勉強会です.

本日の担当は新潟県湯沢町保健医療センターで研修中のT先生でした.
テーマは「ヘルスプロモーション」.

なんと全国から総勢18名が勉強会に参加しました!

「地域・コミュニティを視野に入れた包括的なアプローチ」というお題で
理論解説とディスカッション,ポートフォリオの発表・ディスカッションを行いました.




明日へつづく...

2012年6月15日金曜日

小児科研修

東京北社会保険病院 シニアレジデント 水谷康彦です.
私は,地域医療のススメコースと東京北社会保険病院総合医コースに所属しております.
現在は,東京北社会保険病院の小児科で研修中です.

小児科特有の出来事について気付いたこと,感じたことあります.
1) 「良薬口に苦し」ということわざがあります.小児の場合は文字通り,良薬が苦い場合あります.非定型肺炎などの良い選択肢となるアジスロマイシンという薬がありますが,これが非常に苦いそうで,多くの子どもは,ペッと吐いてしまい,治療にならないことがあるので,小児科では,アイスクリームに混ぜてもらってたべてもらうように指導したりしています.
2) 予防接種について.日本は「ワクチン後進国」と言われるほど,予防接種で諸外国に遅れおとってきましたが,ようやく,最近になり少しずつ改善されてきたようです.ヒブ(インフルエンザ桿菌B型),肺炎球菌ワクチンの一部公費助成などが始まってきて,来年は定期接種に組み込まれるという話もでているようです.
東京では,基本的には小児の医療費は無料ですが,任意接種のワクチンは(一部公費助成あるも)有料となっている現状です.現在の保険制度は,病気を直すためには,保険がきくけど,病気にならないための行為(つまり予防)には,保険がきかないという現状になっていて,矛盾を感じます.

3) 初期研修でも3ヵ月間,小児科のローテーションを行ったので,今月を併せて計6ヵ月経験して,commonな症状へのアプローチ・初療・専門医へのコンサルタイミングなどは掴みつつあります.しかし,比較的commonにも関わらず,かなりハードルを感じてしまっているのは,発達の評価です.非常に正常と異常の境が難しく,フォローの仕方も難しです. 1歳半で,どれくらい話せるといいのか?(逆に言うと,話せない場合に,どう経過をみていくといいのか)などの疑問です.
こういうことは,地域の診療所など問題になることはあるのでしょうか?そういうばあいどうするといいのでしょうか?
など,色々疑問が産まれてしまいましたが,日々勉強させていただいています.

2012年6月4日月曜日

みなさんはどんな風に地域を楽しんでいますか?

久瀬診療所S3の菅波です.

5月ってとてもいい季節でしたね.
山がこんなにきれいだと思ったことはこれまでありませんでした.
写真は診療所前の山の景色です.

毎日きれいな景色の中で往診に出かける.
田舎での医療の楽しみの一つです.

また,診療所は揖斐川の上流域に位置し,川がとてもきれいです.

最近は渓流釣りを楽しむようになりました.

もともと小さなころから釣りは好きな方でしたが,本格的に自分でやるのははじめてで,
いつ,どこで,何を餌に,どんな仕掛けでどのように釣るか...
渓流の魚(アマゴ(ヤマメ),イワナ)は釣るのがなかなか難しいですが,
地元の師匠たち(時に患者さん)にコツを伺いながら,試行錯誤しています.

写真はこの週末に釣ったイワナです.

そんなわけで仕事とはちょっと離れた内容ですが,地域の楽しみをすこし紹介してみました.
他の地域の皆さんはどんな風に地域を楽しんでいますか?