2018年5月21日月曜日

近況報告とアピール

皆さんこんにちは。
地域医療のススメ専攻医の佐々木です。
今年度から市立奈良病院の総合診療科で研修をしています。
昨年度までは、奈良市立都祁診療所で勤務していたので、一年ぶりの病院勤務で、病棟患者を担当することになりました。
病棟管理を久しぶりに経験するとわからないことだらけ・・・
慣れていないせいもあり、他業種の方にも迷惑をかけていると実感しています。
もともと勉強ができる訳はないので、態度で点数を稼ぐほうですが、家庭を持つとなかなか点数を稼ぐことが難しいと感じています。しかし、市立奈良病院の総合診療科の先生は、フォローをしっかりとしてくださる先生方が多いので、非常にやりやすい環境が整っています。
その環境に甘んじることなく、しっかり精進しなければならないと思っています。

最後に・・・少しだけアピールを。
昨年度から本格的に奈良市内の地域医療振興協会の病院で働いています。
市立奈良病院、都祁診療所、その他応援で奈良市内の協会関連の診療所に出向くことがあります。そこで色々な方向からの見方を学ぶことができると思います。また、病院から診療所に紹介する患者、診療所から病院に紹介する患者をずっと追うことができるので、患者家族との関係性を構築する上で、どちらの状況もしっかり理解することが出来て、非常にメリットになり、やりがいがあると感じています。
興味があれば、奈良で皆さん働いてみてください。



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2018年5月17日木曜日

近況

ススメ専攻医の坂上です。
2度目の産休育休をいただいたのち、また3月から復職しました。
東京北医療センター総合診療科で研修中です。

研修制度変更がありましたが、当院には今年も新しいシニアが入職してくれました。人数がさらに増え活気にあふれています。

このところ、これまで元気だった方へterminalの告知をする機会が立て続けにありました。より良い終末期をすごすためには詳細で丁寧な病状説明を行い早くから計画をたてていくことが必要な反面、精神的な動揺をできるだけ受け止めケアしていくことも必要であり、その難しさに悩みながらも興味を持ちました。
治療への希望をすてられず専門病院への紹介を希望される方もいれば、できるだけ自宅での時間を多く過ごしたいと在宅医療を選択される方もいます。個人によって希望が全く異なるので病状説明や病状決定の際は、個々の症例によって相手の反応を見ながらこちらの提案を柔軟に変えていかなければなりません。そして私からの提案は、その方の終末期の満足度へ直結する可能性が高いので、大変緊張します。また、Bad news tellingを相手が希望することはないということから、これを相手を満足させるように成功させることは不可能だということを毎回実感します。そんななか、信頼関係を保ちつつ少しでもこの医師に相談してみようと思っていただけるように思考をめぐらせている今日この頃です。


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