2012年1月15日日曜日

多職種連携すること、家に行くことで、患者さんが色彩豊かにみえる。

研修修了生の春日診療所の太田です。

先日、患者さんのお宅で、話し合いを行いました。
介護保険でデイサービスや訪問介護を受けている患者さんです。

1人暮らしで、生活のサポートが必要な状態。
患者さんの家で、本人、家族、ケアマネージャー、訪問介護士、デイサービスの介護職員、地域包括支援センター職員、医師、看護師で話し合いを持ちました。

その患者さんのことは、生活も含めて、情報を集めていたし、ケアマネージャーと一緒にお宅訪問もしていました。
現在の状態はある程度、知っているつもりでした。
患者さんの過去の様子、診察室以外の現在の様子、各職種からの今後の見立ての意見がでました。
家族の想いも聞けました。

私の持っていた情報が、過去、現在、未来という形で、組み立てられていって、色彩豊かに見えてきました。

家で、このような話し合いを持ったことは他の患者さんで何人もいます。
今回は、過去、未来も含めて、いろいろ話もできて、多職種の意見に理解が深まり、色彩豊かに感じたのです。
とてもいい時間を過ごせました。

各後期研修医が、こういう経験ができるといいなと思いましたし、地域医療振興協会の初期研修医、かかわる学生、もちろん、医師以外の職種も、こういう経験ができるといいなと思いました。

そういう場を設定すること、感じることが出来るように声掛けすること、振り返ること、そういうことが重要だと思いました。

さて、この日は、土曜日。妻と娘と旅行の予定の日でした。
話し合いが終わって、残りの仕事を終え、温泉へ行ってきました。
仕事以外も色彩豊かにしていかないといけませんね。
春日はまぁ、ちょっとした田舎です。へき地というほどでもないですけど。
田舎で地域医療をするのは楽しいです。
一緒にいてくれる家族あっての田舎の地域医療・家庭医療ですね。

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