修了生の太田浩です。
岐阜県の揖斐川町春日診療に勤務して5年たちます。
3月に小学校で健康の授業を行いました。
年に1回、3月に行っています。
毎年、違うテーマで4年目です。
たばこ、お酒、ストレスときて、今回は、認知症でした。
授業は、学校保健委員会という会と併催しています。
学校の先生、PTA,母親委員、保健師、歯科医師、薬剤師、学校医があつまる会です。
生徒だけでなく、いろいろな人に見ていただくことで、みんなで考えていくことができます。
今年は、研修医、医学生、保健師と一緒に授業をしました。
保健師さんと医学生には劇をしてもらいました。
認知症のおばあさんがお財布をなくして、盗まれたと勘違い。
そんなおばあさんと孫は喧嘩をしていしまいます。
おばあさんを助けてうまく財布を探すにはどうしたらいいのか、研修医に解説してもらいました。
このあと、生徒のみなさんに、おばあさん役、孫役になってもらい、うまくおばあさんを手伝ってあげる声かけをロールプレイで練習しました!
介護士さんも来てもらう予定でしたが、当日、都合が悪くなってしまいました。
認知症の高齢者とかかわるコツ、介護士の楽しさについて、手紙を代読。
そのあと、学校保健委員会で、授業の感想をみなさんからお聞きしました。
お母さんの1人が、
「いつも学校では、生徒をたくさん褒めてから、なおしたほうがいいところを伝えてくれている」
と言っていました。
高齢者、認知症の方々がテーマの授業でした。
人に親切にする、人を尊重するには、まず、自分自身が認められる経験が重要ではないか
お母さんの意見を聞いて思いました。
4年間授業を行ってきましたが、本質は一緒だと思いました。
生徒自身が認められて、尊重されていれば、
未成年の喫煙、飲酒のような、悪い誘いには断って、自分を大切にできます。
ストレスに強くなれます。
認知症の人にも優しくできます。
子どもを尊重し、いいところをほめて、子どもが自分を認め、大切にできるようになるといいですね。
そんなことを感じました。
昨日、診療所にハガキが届きました。
一緒に授業を行った学生からお礼の手紙と国家試験合格の報告でした。
うれしいですね。
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2 コメント:
なるほど、『子供を尊重し、子供が自分を認め、大切にできるようになる』大事なことですね。
修了生 佐藤優子
優子先生、コメントありがとうございます。そうありたいのですが、授業で表現するのは蒸すかしいなぁと思っています。
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