2013年12月29日日曜日

ブッククラブのススメ

皆様こんにちは、地域医療のススメ修了生の三浦です。

今回は私達が3年間続けている、webでの「ブッククラブ」の試みについてお話ししたいと思います。

まずは、ブッククラブの説明から。
ブッククラブは初等教育の国語の授業の手法として1990年代から普及しつつある方法です。課題図書と読む範囲を決めて、複数人で同時に読み進め、その後読んだ範囲の「印象に残った部分」「疑問・質問」「繋がり」についてディスカッションをするという方法で、同じ本を様々な人の視点で深め合える・理解が深まる。価値観が違う他者への理解が深まるという効果を狙っているようです。

この方法は、吉田新一郎さん、岩瀬直樹さんの著書「効果10倍の<学びの技法>」を読んだときに知りました。(現在は廃刊になってしまったようです。同様の内容が岩瀬直樹さんの著書「クラスづくりの極意ーぼくら、先生なしでも大丈夫だよ」72ページから86ページに記載されていますhttp://www.amazon.co.jp/クラスづくりの極意―ぼくら、先生なしでも大丈夫だよ-岩瀬-直樹/dp/4540102516/ref=pd_sim_b_2

当時、読み進めたい本があり是非色々な人とブッククラブの方法で読み進めたいなと考えていました。しかし、勤務先が小規模病院であったため興味を持ってもらえそうな人が居らず、facebook上で一緒に読んでくれる方を募ることとしました。そこで、応募してくださった3人と共に2週間に1度google hangout(当初はskype)上で会い、現在まで様々な本を読み進めています。

実際、開催してみると本への理解が深まることに加え、本の内容に関連してお互いの仕事への話題が膨らみ、とても良い振り返りの場となっています(時には本を読まずに振り返りだけになってしまうこともありますが(笑))。

私達家庭医のような診療所や小規模病院で勤務をすることが多い職種では、同職種の人間が少なく、仕事の内容を互いに顔をあわせて振り返る場が少ないと感じています(研修が終わるとなおのこと)。そのような職種の方々に対して、web上のブッククラブというやり方は一つの良いやり方かもしれません。

もし興味を持たれた方、是非数人のグループでやってみませんか〜??
開催を計画されるかたが居られるようでしたら、サポート致しますので是非ご連絡ください(twitter:@ta_arrowm /facebook:taro.miura.7)。是非広めていきましょう♪

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