つい1週間前に医師6年目(後期研修4年目)になった佐々木航です。現在は茨城県東海村にある村立東海病院の整形外科で研修中です。3月までは青森県の下北半島の東通村診療所にいました。東通村(ひがしどおりむら)から東海村(とうかいむら)へ。一文字しか違いませんが、車で10時間、気温は10℃以上違います。突然花粉症を発症しました。
「○○さん、おはおうございます。調子はいがかですか?」
「膝が痛くてね。ずっと前から。なんとか歩いてるよ。これはやっぱり年のせいかね?」
「そうですね・・・。たいへんですね・・・。おうちには手すりついてますか? 日中子どもさんはおうちにいますか?」
「息子は昼間は働きに出てるね。湿布あればいくらかいいよ。あといつもの薬ちょうだいね。」
診療所での私の診察はこんな感じです。逃げてるな・・・と思いつつ、腰痛や膝痛の治療は鎮痛薬以外に大して有効な治療がないのでは、という気もしています。それでも何か膝・腰・肩の訴えのある患者さんに診療所レベルでできることはないか、あと専門医に紹介すべき患者さんを判定できるようにならねば、ということで3ヶ月間整形外科研修を選択しました。研修開始から1週間になりましたが、骨・筋肉・神経の解剖や身体所見のとりかたを頭にたたきこんでいる最中です。
村立東海病院入口にある謎の人型。意味深のような、そうでないような。
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