はじめまして。10月から新加入させていただいた坂上と申します。
今までは東京北医療センターの総合診療科後期研修プログラムに所属していましたが、地域医療のススメの研修も並行して行うことといたしました。
こうして研修が始まってみると、「家庭医」というのが自分が思っていたよりも、はるかに全人的に患者を診ているのかというのがわかります。ポートフォリオの題材だったりV-Cubeでのみなさんの討論だったり、患者さんの生活を重視して具体的にそこに働きかけていくというのは家庭医ならではの視点だなと思います。
私は7-9月の3か月間北海道の十勝いけだ地域医療センターで地域研修をしてきました。人口8千人の地域の中核病院でした。そちらでは、医療者が患者さんの家族構成を把握していて、「この方は●●さんの家族だから、こういう風に退院計画を立てよう」など家族の生活スタイルを考えながら実現可能な計画をたてていくというのが印象的でした。この研修が家庭医に興味を持つきっかけのひとつとなりました。
東京北医療センターでも退院時に介入が必要な人は医師・看護師・薬剤師だけでなく、リハスタッフ・MSWと患者・患者家族・ケアマネ・介護サービススタッフとかなり大人数でおおがかりな退院調整カンファを行っています。自身の知識が深まることで今後の退院カンファにも生かせることがあるかもしれません。
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1 コメント:
湯沢町保健医療センター井上です。
坂上先生、ススメとの相乗り研修を始められて3ヶ月、両立するのは大変ですが、是非頑張ってください。
池田での気づきは本当に大事なことだと思います。患者さんのバックグラウンドを知り、それぞれの患者さんに合わせた治療を考えられるということは総合診療医が最も得意とするところだと思います。
大きな病院ではなかなか時間がなかったり大変かもしれないですが、意識していることが大事ではないかと思います。
頑張ってください!
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