2016年12月30日金曜日

2016年も終わりですね

プログラム責任者の井上です。

私の勤務する湯沢町保健医療センターは28日で通常診療が終了しました。
29日から1月3日までは救急体制です。
今年の湯沢は雪が少なめなのですが、観光客の方は多い印象です。29日の日勤帯も救急患者さんが多く、当直の先生方はずっとバタバタとしておられました。

まだあと5日あります。あまり忙しくならないように祈っておりますが、どうなることやら・・・。

さて2016年も残す所あと2日。みなさまどんな一年でしたでしょうか?
 風邪などひかないように体調に気をつけて、良い年をお迎えください。


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2016年12月12日月曜日

関東甲信越地方会@群馬

ススメ専攻医の井上博人です。

11月27日に群馬の前橋で、
「PC連合学会 関東甲信越地方会」が開催されました。
若手企画としてのワークショップ企画に参加させて頂きましたので
報告したいと思います。

「ポートフォリオのトリセツ〜作成から指導まで〜」
という企画内容で、有名プログラムの豪華講師陣にポートフォリオの添削・指導をしていただくという企画です。
僕は、事前アンケートと集計を担当させて頂きました。
関東甲信越の専攻医と指導医に対してのアンケテート調査を実施しました。

回収率が低くて参考程度にしかなりませんでしたが、
エントリー項目として「研究」「管理・運営」「地域包括ケア」がテーマとして扱いにくいという結果でした。
会場が群馬で少し足が運びにくい場所でしたが、当日は40人近くの専攻医と指導医が集まりました。

藤沼先生からポートフォリオについてレクチャーをしていただきました。

自分でもあまり深く考えたことがなかったこと。例えば、、、
なぜ専門医試験でポートフォリオを提出する必要があるのか?と言うと、
「知識・技術に関しては、直接テストを行えば可能であるが、知識・技術がある人でも他職種連携や患者さんとの関わり方などに問題があり、実臨床では役に立たない場合もある。そこを評価するために、自分が現時点でどのような能力が発揮できるのかをアピールするものがポートフォリオである」と言った内容を知ることができた。

こういった事を知ることによりポートフォリオ作成に関して自分なりの理解が進んだと思います。

また、レクチャーの後に参加している専攻医が作成したポートフォリオを亀田やCFMDなど規模の大きいプログラムの指導医が添削・指導しているのを見ることができとても参考になりました。
指導内容もススメの勉強会と近く、ススメの勉強会は全国レベルで見ても遜色ない印象を受けました。ポートフォリオのレベルとしてもススメのクオリティは高いと思いました。

指導・添削のあとに、専攻医同士、専攻医と指導医と交流や質問をもつ時間もあり、特に専攻医同士の交流の時間には、ポートフォリオをどう書いているかなど普段なかなか聞くことの出来ない情報を交換することができ、とても盛り上がりました。


僕自身は案外人見知りな方なのですが、他のプログラムとの交流にも頑張って積極的に行っていくことによって、他のプログラムと仲間意識が生まれたり、働き方の多様性が見えるので、学会や冬期セミナー、夏期セミナーなどに参加すると良いかと思います。


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2016年12月7日水曜日

上野原市駅伝

こんにちは、現在上野原市立病院(@山梨県)で研修中の呉です。
先週末に上野原地区の恒例行事である駅伝大会に参加して来ましたのでご報告いたします。




そもそも参加したのは総務の方から「今年は4チーム、そのうち1チームは女子チームにしたい」と言われたのがきっかけでした。
長い区間でも4kmと言われたこともあり、その場で参加しますと返事してしまいました。




しかし大会1週間前に試走してみると、上野原のアップダウンは予想以上に厳しく、数kmであるのも関わらず歩いてしまいそうになるほどでした。





大会までは少し憂鬱でしたが実際参加してみると、普段訪問診療に行っている施設の方々から応援していただけたり、また病院スタッフ間で襷を繋いだりでき、とても楽しいイベントとなりました。




今回のイベントでまた新たな上野原の一面を見ることができました。
上野原での研修も残り半分となりましたが、市立病院の皆様に教えていただきながら引き続き頑張って行こうと思います。


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2016年12月4日日曜日

サイトビジット報告

プログラム責任者の井上です。

報告を怠けているうちにあっという間に師走になってしまいました。
湯沢も雪が降り、冬がもうすぐそこに近づいて来ています。

前回の報告後、上野原市立病院、横須賀市立うわまち病院、練馬光が丘病院に出かけて来ました。
それぞれの専攻医の先生が、設定していた目標を達成するべく研修されているのが印象に残りました。またそれぞれの施設の先生が、専攻医のことをよく見て、理解していただいていること、厳しい中にも暖かくそれぞれの専攻医を見守りながら指導していただいているのが印象的でした。

 今月もこれからまたサイトビジットに行こうと思っています。来年度に向けて色々な施設の状況をまた見て来たいと思っています。


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2016年11月14日月曜日

患者さんに優しい医療






台東病院に異動して早1ヶ月。
ワークもライフキャリアも上手く行っています(*^^*)
本日はワーク面での素敵な内容をお伝えします。

ワーク面では今までの勤務と異なり、
本当の意味で自分の興味のある分野で活躍しています。

今までは、急性期、重症、内科救急をメインとするホスピタリスト。
おっとりしている私にとって、
頭も体力も
スピーディにフル回転させなくてはならない
この分野は正直合っていませんでした。

合っていなくても、約5年間継続し、
東京ベイのプログラムを修了したことは、
自分にとっての『根気強さ』の魅力をアップさせた
とっても大きな財産です♡

4月からは、家庭医として、
総合診療科と小児科を経て、
今、また総合診療科・老年内科といった対極の医療を担っています。
大人も子どもも分け隔てなく、
患者さんというよりも1人の人間としてその方々に診療させていただけています。

主な内容は、
急性期病棟管理、救急車対応、初診外来、慢性期外来に加え、
老健の回診、健康診断、禁煙外来といった、
今まで経験していなかった分野も経験させていただいています。

健康教育や予防といった医療活動や、
患者さんと心の通った診療」ができ、
自分の思い描く理想の医療を展開できていると思います。


台東病院にきて、
患者さんに、もっともっと、寄り添えるドクター
になったと思います(*^^*)

それは、
患者さんと向き合える時間が多くとれるようになったこと、
自分と向き合える時間も多くとれるようになったことが、
理由だと思います!!


 **;.***** **;.**
私は今、
『♡家庭医 × 社交ダンサー × 心理カウンセラー♡』
といった3つの顔をもったオリジナルなオンリーワンのドクターをしています。

ドクターの立場としての、
私の夢は、
患者さんの今までの生き方、人生観に寄り添い、
心のこもった医療を提供し、心のケアも一緒に行うこと
私と関わったことで、
より幸せに生きられた、生きることができるようになった、
と思っていただける存在でいること
その人の人生に花を添え、温かい気持ちを提供すること
です。

台東病院では、日々、”心温まるほっこりした幸せなできごと” があるように感じます。
きっと、それは、
ドクターもナースもリハビリスタッフさんも、介護士さんも、事務さんも、
そして患者さんも患者さんのご家族も、
みんながお互いのことを思いやって生きているからだなって思います。

また、素敵な一場面をご紹介させていただきますね(@^ー^@)


お読みいただきありがとうございます!

**♡* 輝くパワーメッセージ **;.**♡
今日はスーパームーン🌙
満月に向かってお願いごとをすると、願いがぐぐっと叶うそう!
それでは、
引き続きお仕事の方も、オフの方も、
穏やかに温かな気持ちで夜が過ごせますように✳


Life EnJOY Dancer ♡Happy mind producer 
家庭医×社交ダンサー×心理カウンセラー
中山 由梨 Yuri Nakayama

フェイスブックはこちら!
https://www.facebook.com/yuri.nakayama.779


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2016年10月30日日曜日

日光市民病院での近況

日光市民病院での近況

ススメ専攻医の富田です。
日光市民病院に来て4カ月が経ち、病院や地域にようやく馴染めてきた気がします。今回は日光市民病院と周りの環境に関してお話させて頂こうと思います。

日光市民病院は日光東照宮のすぐ近くにある病院です。一般病棟、療養病棟、介護施設が一体になっておりそれぞれ51床、45床、50床となっています。そのため病院の中で急性期が落ち着けば療養病棟や施設へ移ったり、移った後もそのまま継続してみていくこともできるため退院後のマネジメントも比較的にスムーズにできます。医師は内科医7人、整形外科医1人で非常勤で外科や眼科、耳鼻科、小児科の先生が来られています。専門科が少ないので基本的には総合診療といった感じでいろいろな疾患、患者さんの診療を行っています。人数は少ないですが、逆に気軽に相談はしやすく、それでいて超音波・内視鏡検査では指導を受け研修できるので、とてもいい環境だと感じています。経鼻内視鏡を使っているもことも今後、診療所で働いていくことを考えている自分にとっては良かった点だと思います。

日光での生活に関してですが、車が必須な環境で田舎ではあると思いますが、車さえあれば20分圏内にはたいていの生活に必要なお店があります。宇都宮には車で1時間ほどはかかりますが、慣れればあまり気にならないと思います。日光と言えば、秋の紅葉が有名で、まさに今の時期はたくさんの観光客が訪れてとても混雑しています。今年は雨が多かったためか、例年程はあまりきれいではなかったようですが、それでも自分にとっては十分にきれいな紅葉を見ることができました。観光地には付き物ですが、日光にもたくさんの温泉があり、仕事終わりに行けるのも良いとこだと思います。
今回は日光市民病院と周りの環境に関してお話させて頂きました。居心地よい環境の中で研修できるので、ぜひ今後の研修先として日光を検討して頂ければと思います。

病院裏の駐車場からの眺め


病院近くの裏見の滝

明知平からの中禅寺湖
日光湯元の湯滝
日光湯元の湯ノ湖


2016年10月4日火曜日

東京都神津島!

みなさん、こんにちは。神津島からS2児玉です。
支援で1週間だけ勤務して来ました。島特有の医療を経験してきましたので、皆さんに共有したいと思います。
神津島は伊豆諸島の人口1800人が暮らす島で、東京都に所蔵しています。以前はフェリーしかなかったのですが、今は調布空港からプロペラ機が3往復していて、45分で到着するので意外と東京と近いなという印象です。
高齢化率は27%と、思ったより小児や若い方も多いです。島にある医療機関は診療所のみで、医師2人が勤務しています。
入院は一応可能なのですが、夜勤看護師が入院と外来を同時にこなすのが困難な上、食事も家族持ちになるため、入院のハードルはかなり高いです。また、島のほとんどの方が在宅でのお看取りを希望されるという文化的背景もあります。実際に酸素が必要な肺炎の方に在宅酸素を貸し出して自宅で訪問診療をしたり、複雑型熱性けいれんのお子さんを自宅経過観察にしたりした例があり、フォローアップの仕方に柔軟性が求められました。
緊急の患者さんは、天候がよければ東京からドクターヘリを要請して、3時間くらい待つことになります。昨年は年間で20回弱のドクヘリ要請があったそうです。そんな中、僕がいた1週間で3件のドクヘリ要請があったことは非常にまれだそうで、最後に看護師さんから「先生がたくさん患者さんを呼んでくれたからよい刺激になりました。ありがとうございました。」というわけの分からないコメントをいただきました。(笑)
救急車は村役場の職員が代行しているため、ほとんどの患者さんは自力でやってこられます。一つの集落に密集して住んでいて、車で3、4分圏内に集中しています。そんなわけで意外にも初期対応がスムーズにできることが多く、搬送患者の1人は窒息の心肺停止の高齢者が呼吸再開した例もありました。超急性期の脳梗塞や心筋梗塞に診療所内でのt-PAのプロトコールと作っていたりと、かなりアグレッシブな医療をされていました。
患者さんの多くは定期受診と小児を中心とした気道感染でしたが、2歳の複雑型熱性けいれん、高校生の脊椎分離症、皮下膿瘍の切開排膿、どろどろの陥入爪など、小児やマイナーも含めた幅広い知識が必要な上、ごくまれに3次救急がやってくるというスリリングな環境でした。


ススメの先輩で「どんな環境にでも適応できてこそ家庭医だ!」と言われていた方の気持ちを少し体験できた1週間でした。




 漁港


 ご褒美の入れ食いでした。1時間半でムロアジ11匹!!

 診療所
夕日の美しさは格別です





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2016年9月25日日曜日

中間振り返り

S2小林聡史と申します。台東病院総合診療科研修中です。
2016/9/24-25に、台東病院にてススメ中間振り返りがありましたのでご報告いたします。

内容は以下です。

1日目(14時~)
・今年度半年間の振り返り
・夏季セミナーの報告と専攻医部会について
・Rprojectについて
・専攻医と指導医に分かれ、それぞれ話し合い。
・懇親会

2日目(9-14時頃)
・産婦人科研修について
・Susume facalty development:Patient centered clinical method(PCCM)について
・知識問題振り返り
・新専門医制度について
・リーダーシップ・マネジメント・フォロワーについて


私個人の感想を述べていきます。

①Web振り返りについてグループ内とグループ間で話し合い、前向きに方向性を検討できました。具体案としては連絡手段としてLINEを用いることで双方向性のコミュニケーションを取りやすくすることと、指導医の先生方が必ず1名は参加できるよう日程調節をすることなどが出ました。Dグループの長の小澤先生が不在だったため後でメールで報告し、改善していこうと思います。

②初めてお会いする?方もいましたが、いろんな方とお話しできて刺激になりました。ものすごい大所帯になったんだと改めて感じました。

③PCCMのレクチャーでは、症例を用いたグループワークをしながら理解を深めることができました。S1の先生でこの概念を知らない方もいたので、導入の意味でも非常に意義が大きかったのではと思います。私個人としては、つい先々週あたりにVBP:Value based practiceについてのワークショップに参加したときも症例を用いたディスカッションがあったので、その時のことを思い出しながら参加していました。今回のレクチャーは医師患者の1対1でしたが先日のワークショップは多職種での話し合いでした。模擬患者面接、模擬カンファというのも勉強になって面白いと感じました。
*VBPについてご興味あればhttp://vbp.hatenablog.com/や書籍をご参照ください(念のため、回し者ではありません)

④知識問題の振り返りも、玉井先生のパールを踏まえたレクチャーが聞けて勉強になりました。私は1日目が当直明けだったのですが、直明けに5時間くらいかけて全部復習してから聞いたのでより勉強になったと思っています。そのせいで初日は参加時から疲労困憊気味だったのですが、でもやはり復習するのは大事だと思いました。もう少し問題数を減らした方が復習しやすいとも思ったのですが、いかがでしょうか?

⑤リーダーシップ、マネジメント、そしてフォロワーシップについて西村先生からご講演頂きました。7つの習慣などビジネス書でも同じようなことが言葉を変えて書かれており(フォロワーについては触れてませんが)、より理解が深まりました。医師として、自分個人として、家族の一員としてなど自分の果たすべき役割を意識しようと改めて思いました。


皆様お気をつけてお帰り下さい。
2日間お疲れ様でした!!





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2016年9月22日木曜日

湯沢での研修、通年研修のメリット

こんにちは、S2の児玉です。
今年度は1年間湯沢町保健医療センターで研修予定ですが、専攻医の皆さんが来年の研修施設を考えるご参考に近況報告をしておこうと思います。

湯沢町は新潟県南部にある人口8000人の町で、みなさんスキーや温泉でご存知かと思います。新幹線の駅もあり、大宮まで1時間とアクセスがよいため、湯沢の人も新潟市や長岡市よりは関東方面への行き来が多いようです。

自分にとって湯沢は5年生の実習で初めて家庭医という存在に出会い(高橋毅先生と当直でした!)、その道に導いていただいた思い出深い病院です。自分の実力試しと、足りないもの探しに1年間の研修を希望しました。

湯沢での研修は初診・再診外来、訪問診療、内視鏡、特養の嘱託医、ゆきあかり診療所(車で15分)、病棟管理、救急当直、予防接種、禁煙外来、褥瘡回診長、研修医教育など非常に多彩です。病院のシステムの変化だけではなく、今まで働いた病院とは違う自分の役割、病院としての役割に最初の1、2ヶ月は戸惑うことも多かったですが、1週間のうちの業務が次々に変わるので学ぶべき課題は尽きることがありませんし、学んだことが次に生きてくる、そんな環境です。また、同時に違う業務をこなすことで、様々な角度から問題が見えてきたりします。(例えば内視鏡手技の勉強をしながら、外来で所見の説明をする時にしやすい。診療所と患者さんのやり取りをしながら時々診療所で働く、など)

最初は時間がかかったり、信頼を得られなかった再診患者さん達が、徐々に自分の話しに関心を持って聞いてくださるようになり、「(今日は予約日じゃないけど)いつも児玉先生だから、児玉先生に診てらえませんか」などと受付に交渉されている患者さんを見るとうれしくなります。初回で1時間待たせて怒鳴られたCOPD在宅酸素の患者さんが、かたくなに拒んでいた採血を、昨日2年ぶりに受けてくれました。まだ半年ですが、「継続性」の意味を少しずつ感じられる一方で、今まで外来で見てきた患者さんはどこまで自分の話しを受け入れて聞いてくれていたのか、と振り返ったり、まだ気心知れた関係になれていない患者さんに探りをいれつつ、あれこれ試している所です。

外来に7割くらいの重点がありますが、病棟管理や救急も同時にしつつ、病院で異なる役割を感じられるのもメリットですね。

特養の嘱託医や週2コマある再診外来、訪問診療、褥瘡回診、内視鏡研修などは年間通じて勤務するからこそ与えられている役割と思っています。その分忙しくなる日もありますが、17時以降は検査もあまりできないため、ON-OFFははっきりです。

ススメも4年制になって割と時間的ゆとりができていると思うので、他施設も含めて、総合診療1を年間通じてするスケジュールも検討されるとよいかもしれません。

ちなみに湯沢は医局の仲もよく、月に2回くらいは学生研修医の歓送迎会があります。
僕が広島風お好み焼き焼くために、井上先生に4月に巨大な鉄板とガスコンロを買っていただきました!負けませんよ、井上先生の関西風と対決です。
米どころ南魚沼だけあって、日本酒がおいしくて、僕のお気に入りはたかちよのカラーラベルです。

そんな感じで楽しくやっています。

広島、関西対決!

一番弟子のJason先生(OHSU)


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2016年9月11日日曜日

近況報告


ススメ研修医 富田です。

現在、日光市民病院にて整形外科の研修させて頂いている傍ら平本皮膚科にて2週間の研修をさせて頂いています。

日光市民病院は急性期、療養病棟を合わせて計100床程の病院で、整形外科は久保田院長先生が一人で切り盛りされています。研修としては初診患者、救急対応を相談しながら診療させて頂き、整形外科で頻度の多い主訴・疾患に対しての鑑別や、レントゲンの読み方、患者説明の仕方、関節注射、シーネ固定、整復など多くのことを学ばせて頂いています。とても熱心で親切な先生なので、整形外科のプライマリケアを研修したい先生がおられたら、ぜひ日光での研修を検討して頂ければと思います。

皮膚科の平本先生は自治医大1期生の大ベテランの先生です。平本先生は皮膚疾患のプライマリケアの知識を拡げることに尽力されおり、その系統立った皮膚疾患に対する考え方は、とても理解しやすく実践的で、まだ研修させて頂いて間もないですが、難解だった皮膚疾患に対する考え方が一変しました。また皮膚疾患だけでなく、様々な知識に深く、とても興味深くお話を聞かせて頂いています。

このように整形外科、皮膚科とも日々、新しい知識や手技を学ぶことができ、とても充実した研修ができていると実感しています。
今後は、日光市民病院の内科での研修をさせて頂く予定で、内視鏡・超音波検査を習得できることを目標に頑張りたいと思います。



日光市民病院 駐車場からの風景

日光和楽踊り
100年の歴史がある日光の夏の風物詩
日光猿軍団 いろいろな劇などがあり、とても楽しかったので、
日光に来たらぜひ立ち寄って見てください

2016年9月8日木曜日

サイトビジット報告:まとめて4施設

プログラム責任者の井上です。

 9月になって台風が多いですね。まだ暑い日もありますし、なかなか体調管理も難しいのではないでしょうか。

 8月のお盆明けからの3週間で4箇所のサイトビジットに行ってきました。
東京北医療センター、日光市民病院、市立恵那病院、与那国診療所の4施設、7名の専攻医の先生たちとお会いしてきました。
 それぞれの先生方が、多くを学ばれて、着実に成長されているなと感じ、プログラム責任者として大変嬉しく思いました。初めてお会いした指導医の先生もおいでだったのですが、先生方が、こんなことを学んで欲しい!と熱心に専攻医の先生に指導していただけていました。専攻医の先生方の満足度も高く、一安心という思いです。

 ススメの専攻医の先生方も数が増えていますので、サイトビジットに行く場所も増えて大変なのですが、専攻医の先生方の元気な顔が見れるのは本当に楽しいですね。
 24日には中間ふりかえりがあります。専攻医の皆さんの元気な顔と、成長した姿を見ることができるのを楽しみにしています。

新しい市立恵那病院。11月に新病院開院です!
与那国診療所。日本の最西端の医療機関ですね。


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2016年8月16日火曜日

夏期セミナーでセッションをしてきました!

こんにちは、井上陽介先生のお膝元、湯沢町保健医療センターからS2の児玉です。
今回はS3の井上博人先生主導のもと、湯河原で毎年8月に行われている夏期セミナーにススメとしてセッションを企画し、無事に終えることができたので報告します。

「学生家庭医療のための家庭医療学夏期セミナー」(通称:夏セミ)は家庭医療に興味のある学生研修医が夏休みに3日間集まって、講師を招いてワークショップを受けたり、仲間の絆を深め合っている、PC 学会の行事です。毎年全国からたくさんの学生、研修医の応募が殺到し、異様な盛り上がりを見せます。僕自身は、昨年の「診療所あるある」に続いての講師参加でした。3日目の月曜日ということもあり、学生さん中心の参加者でした。
 今回のテーマは「患者さんを幸せにするマネー¥ジメント」。介護保険の仕組みについて知ってもらい、ケースを通して制度を使ってもらう体験をしてもらいます。最後にお金がなかったらどのサービスを選ぶ?という仮定の下に、経済的に豊かでない患者さんの大変さを感じてもらいました。低学年の学生さんにはほとんどなじみがない内容なので、議論がスムーズに進むかに少し、不安がありましたが、垣脇先生のアイスブレークで和んでもらい、僕の介護保険のレクチャーも、クイズを駆使しながら何とかお船漕ぎは1、2人だったように思います。小林先生の症例提示のあとのグループワーク①、松本先生のお金がない時にどのサービスにしぼるか?のグループワーク②は多くの参加者さんが僕たちの誘導にうまく乗ってくれて、様々な意見が出てきて盛り上がりました。「施設入所の奥さんに会いたいだろうから、面会のためのヘルパーさんを週1回入れます。」という意見はさすがは家庭医療に興味のある学生さんだなと、感心させられました。
 終了後のアンケートの意見も上々で、全体的にはかなり成功だったのではないかと思います。スタッフ振り返りでも来年も同じなようでさらに磨きをかけて出すのもいいね、という感じでまとまりました。

なお、今回企画に参加してくださった先生方は
専攻医:井上博人先生、小林先生、松本先生、児玉
初期研修医:垣脇先生(奈良J1)、(園田先生(東京北J2))
指導医:菅波先生、調先生、(高橋毅先生)   ( )は事前準備のみ

でした。皆さん本当にお疲れさまでした。今回は専攻医主体でできたこと、初期研修医の先生も参加してくれたことが大きな収穫だったのではないかと思います。自分としては、実ははっきりとは分かっていなかった介護保険の知識が整理されたこと、プレゼンやセミナー企画、ファシリテーションといった日常業務ではなかなか鍛えられない能力をつける、よい機会だと感じました。
反省点としては
・プレゼンでワークに使う内容を強調する
・配布資料がやや複雑、ワークと関係ないスライドがあるなど、ノイズを減らす
・家族図を書いておくなど、ホワイトボードの使い方を指定する
などができればより洗練されたワークショップになっていくんではないか、という感じでまとまりました。
来年はさらに低学年の専攻医にも関わってもらって、ススメの存在を全国の学生さんに伝えていきましょう!

「お金がないなら何を削ろうか〜」と悩む参加者のみなさん。活発に意見が出て、楽しんでいただけたみたいです。
井上先生のまとめレクチャー。流行りの ”ポケモンGO!” ネタなども折り込み、大盛況でした。


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2016年7月31日日曜日

サイトビジット報告:西吾妻福祉病院

プログラム責任者の井上です。
明日から8月。湯沢もフジロックが終わり、いよいよ夏の観光シーズンのピークを迎えます。

先日28日に久しぶりに西吾妻福祉病院にサイトビジットに伺ってきました。
いつも高崎から吾妻線に乗って長野原草津口まで行くのですが、午後の時間、しかも夏休みに入っていることもあり、学生さんも少なく車内は空すいていました。

西吾妻福祉病院では、地域医療のススメの新多先生が現在研修をされています。研修のメインは産婦人科の外来診療ですが、それ以外の外来も行っています。
色々と産婦人科外来の中で学ぶことは多いようで、伺ってみると私自身の中でも「産婦人科ってそうなんですね・・」という目からウロコの知識もありました。
新多先生とも色々なお話がゆっくりとできてよかったです。

観光客の人も乗られましたが、帰りの夜の吾妻線も行きと同じく空いていました。ちょうどススメのWeb勉強会があったので、車内で勉強会を聞きながらのんびりと帰りました。

皆さん、暑い季節になりますが、体調に気をつけて頑張りましょう!


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2016年7月17日日曜日

サイトビジット報告

プログラム責任者の井上です。

しばらくサイトビジットの報告をサボっておりました。申し訳ありません。

この1ヶ月ほどの間に、区立台東病院、練馬光が丘病院、六ケ所村地域家庭医療センターの3ヶ所のサイトビジットに伺ってきました。
それぞれの専攻医の皆さんは、充実した研修をされているようで安心しました。
いつも思うことですが、JADECOMの施設の指導医の先生方やスタッフの方達が、専攻医の先生方のことを非常によく見ていただけており、またそれぞれの専攻医に合わせて指導していただけていることがわかり、「地域医療のススメ」の専攻医の皆さんは本当にいい指導医やスタッフに恵まれているなと思いました。



今年度からは専攻医の360度評価を始めました。
まだまだ改善すべきところも多いと思いますが、是非専攻医の評価をいろいろな面から行う方法の一つとして、確立していきたいと思います。

新専門医制度もどうなるかはっきりするまでもう少し時間がかかりそうです。
地域医療、総合診療、家庭医療などの分野に進みたいと思っている初期研修医の皆さん、「地域医療のススメ」は本当にいい指導医、スタッフに恵まれていると思います。是非、我々と一緒に勉強して、多くのことを学んでもらえればと思います。
お待ちしています!


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2016年6月19日日曜日

OHSUからDr.Jasonが来られました

プログラム責任者の井上です。

13日から17日までオレゴン健康科学大学(OHSU)Family Medicine後期研修医のDr.Jasonが1週間湯沢に来られました。
今回第7回プライマリ・ケア連合学会に合わせてオレゴンから来られました。日本は初めてとのことで、日本の文化や食事などに興味を持たれていました。
1週間の滞在の間に、湯沢町保健医療センターの外来、訪問診療などの臨床面だけでなく、小学校の内科検診や特養の回診、町の体操やアクション農園に参加してもらいました。




またゆきあかり診療所も訪問してもらい、日本の診療所を見てもらいました。アメリカと日本の外来での診察室の使い方の違いなどに驚いておられたようでした。


現在地域研修中の市立奈良病院J1の百田先生も一緒に、昨年もOHSUの先生方をお連れした雲洞庵にもお連れしました。日本の文化の一部を感じてもらうことができたとおもいます。
もちろん日本の温泉、食事、そして日本酒を堪能されました。



日本とアメリカの医療の違いや共通点を感じてもらったと思いますし、我々もいろいろな話を聞かせていただきました。
また来年もこのような交流ができ、今度は日本から専攻医の先生や修了生の先生が訪問できるといいなと思います。


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2016年6月16日木曜日

老健研修

 ススメ2年目の呉です。4月から東京の下町にある台東区立台東病院で研修中です。
 台東病院には病院と老健が同施設内にあるという特徴があり、今回初めて1ヶ月半の「老健研修」をさせていただきました。
 病棟研修を長らくしていた自分にとってまず驚いたのは、老健は生活の場であり身体抑制はしないということです。認知症による周辺症状のため何度も徘徊を繰り返していても、センサーが鳴るたびにスタッフがかけつけて対応しており、病棟でもこのようなケアができればと感じました。
 また老健と病棟との連携がスムーズであることも台東病院の強みだと思いました。例えば肺炎や心不全のため酸素投与が必要になれば総合診療科に入院し、治療後状態が安定すればまた老健に戻るという具合です。スタッフ同士が文面上ではなく院内で直接相談できるのは大変恵まれた環境でした。
 当老健でも定期的にレクリエーションを行っておりますが、先日初めて同行させていただき、病院前の鷲神社に行ってきました。


 皆さん良い表情をされていてもっとこのようなイベントを増やせればと感じました。
 今回の老健研修の経験を生かして高齢者診療に強くなっていこうと思います。

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2016年6月15日水曜日

第7回プライマリ・ケア連合学会学術大会に参加してきました!

本文



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今年度「地域医療のススメ」のチーフレジデントを務めております上野原市立病院の田邉紗代です。
先週末、浅草で行われた日本プライマリ・ケア連合学会学術大会に参加してきましたので、振り返りながらブログに書き込ませていただきます。よろしくお願いします。

まず今回は、Jadecomの台東区立台東病院の山田先生が大会長だったこともあり、ススメの専攻医、修了生、指導医の先生方の発表がたくさんあったことが印象的でした。ポスター会場をあちこち移動して、できる限り先生方の発表を聞かせていただきました。S1S2の先生方も立派な発表をされていて、私自身とても刺激になりました。また、参加者の方が、ススメ専攻医のポスターをじっくりと読まれているところを見て嬉しくなる場面もありました。

本部の方が写真を撮ってくださいました。
ほとんどのポスター貼ってくださった
井上先生、ありがとうございました。


自分自身の発表は、病院医師が在宅医と連携して自宅での看取りにつなげたというありきたりですが、SNSサイボウズLiveを使ってうまく連携したことに焦点を当ててまとめたものでした。思っていた以上に多くの質問をいただき、なかなか多職種でSNSへの参加者を増やすことができず困っている先生がおられることがわかりました。上野原でも同様なので、共有できたのもよかったように思います。今後はもっと、長期的なデータや住民アンケートをとるなど内容の濃い発表ができればと思っています。


冬季セミナーのときの写真です。

また、その発表は、今年2月に行われたプライマリ・ケア連合学会の冬季セミナーで、シティータワー診療所の島崎先生のWSのファシリテーターの手伝わせていただいたときの経験が、大いに役立ちました。この時も在宅の病診連携の話で、病院医師としての役割をしっかりと認識することが大切だと学びました。島崎先生、この場をお借りしてお礼を申し上げます。どうもありがとうございました。




また今回は、ポスター発表の座長という初めての経験もさせていただきました。事前に抄録を読み、質問を準備して挑みました。午前中の最初のセッションで、時間通りに終わらせるというタイムキーパーの役割は十分果たせましたが、緊張もしていてあまりじっくりとその場で発表を聞くことができなかったことが反省点としてありました。また、質問はいくつか出たのですが、もっと活発な議論ができるよう上手に質問を投げかけられるようにしたいと思いました。

あと個人的には、2日目のOHSU reunion lunchでご無沙汰となってしまっていた先生方、お世話になった方々に会えたのがとても嬉しかったです。今後も多くの専攻医の先生が、OHSUをはじめ海外研修に行かれたらいいと思います。あとは、Jadecom外の方との交流が持てたことも貴重な経験でした。2月の冬季セミナーで島崎先生とさせていただいたWSに参加してくれた他施設の先生に声をかけていただき意見交換をしたり、懇親会でたまたまお話しした調剤薬局の薬剤師さんの発表を翌日見に行ったりできました。


このような素晴らしい機会を作ってくださった台東区立台東病院の山田先生、そして杉田先生をはじめとする実行委員の先生方にこの場をお借りしてお礼を申し上げたいと思います。どうもありがとうございました。来年度以降も積極的にススメ専攻医、修了生が参加していけるといいと思います。また、今回の学会を機に、Jadecom「地域医療のススメ」に多くの方が興味を持っていただけたら嬉しく思います。





2016年6月5日日曜日

6月になりました

こんにちは。シニア1年目の海永千怜(かいながちさと)と申します。東京北医療センター総合診療科と、地域医療のススメの相乗りで研修しております。
初期研修2年を長野県の病院で過ごした自分にとって、新しい環境の都会の病院は、やはり人口が違うだけあって中規模病院ながら回転が早く忙しく、あっという間に2ヶ月が経ってしまいました。
また初期研修医とは違い責任も増え、自分の下に初期研修医の先生もつき、一緒になって、教育もしながら、一から病棟業務を学んでおります。

大変なこと、きついこともありますが、最近は働けば都、なのか、周りの皆さんとうまく連携が取れるようになってきて働きやすくなってきました。

東京北医療センターは総合診療科が主に患者さんを受け持ちます。専門内科、外科、放射線科など各科へのコンサルトの垣根が非常に低く、相談しやすい環境がとてもありがたいです。また、看護師さんやリハビリスタッフさんもとても忙しくしていますが、患者さんの普段の病棟の様子や、今後退院に向けて悩んでいることなど相談すると、思いもよらない違った目線の意見を下さいます。

こちらに来て素晴らしいと思ったこととしては、毎日抄読会やコアレクチャー、カンファレンスがあり、皆で勉強する時間がしっかり確保されていると言うことです。もちろんそれまでに、自分の業務を終わらせるタイムマネジメントスキルが要求されますが、このような機会をきちんと生かしていきたいと思います。

慣れるまでは、どこでもそうでしょうが、それなりにきついと感じましたが、シニアの同期や周りの皆様のおかげでなんとか日々成長していると思います。
これからの研修先でもしっかり頑張りたいです。

まだまだ余裕はありませんが、最近の近況は、院内で過ごすだけでなくて、少しの時間をつかって先輩後輩と赤羽付近のラーメン屋やおしゃれなカフェ(主にラーメン屋メインです・・)に繰り出したり、フットサルにいってみたり、土地を楽しめるように頑張っています。

今週末はプライマリ・ケア学会ですね。ススメの皆様とお会いできるのを楽しみにしております!

写真は、東京北医療センターの屋上庭園から病棟を。

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2016年6月1日水曜日

揖斐・山びこの郷 から

シニア3年目の新多です。
4月から岐阜県揖斐川町の”揖斐郡北西部地域医療センター 山びこの郷”に来ています。
揖斐の山々の緑も日々深まってきました。

ここは、教育のメッカです。
医師だけではなく、看護、リハビリ、介護等、多職種の研修生が集まります。現在は、私を含めて全職種で計10名が研修中です。
研修の場ということは教育の場でもあり、こちらの先生方は教育が上手いなって感じることがたびたびあります。各個人の個性を大切にしながら、普遍性は失わない・・・学ぶことは多いです!



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2016年5月29日日曜日

伊勢志摩サミット

ススメ専攻医の井上博人です。

現在、横須賀うわまち病院の救急科で研修中ですが、
伊勢志摩サミットの支援という名目で県立志摩病院へ支援へ行ってきました。

僕自身が三重県の出身なので、帰省も兼ねていたのですが、普段とは違って、
電車の中では、不審物がないか見回りの警察が定期的に巡回していたり、
駅のホームにも警察の人が何人か待機していたり物々しい雰囲気です。
警察の人たちも全国各地から応援に来られているみたいで、どこにでも警察がいる感じでした。パトカーやら装甲車やらが並んでいるような状況でした。
会場の賢島は封鎖されていて、電車では行けず、関係者と住民はパスを見せないと通れないようになっているとのことでした。



名古屋駅では、海外のメディア向けに日本の文化を紹介するブースがあり、着物を着た人や忍者がいました。

地元の駅前になぜかいるハチ公もサミット仕様です。



 

 県立志摩病院はとても綺麗で、医局のスペースも広く、救急外来はうわまち病院より良い環境かもしれません。
夜間でも検査がきちんとできる環境でした。サミット体制で人員も揃っており、手厚かったです。

屋上にヘリポートもあり、サミット体制でドクヘリが常時待機しているとのことでした。

県外からDMATが来ていて、サミット関係者の診察などを志摩病院で行っているとのことでした。夜間の外来にも何人か患者さんが受診していました(警察関係者がほとんどとのことです)






夜間の当直支援でしたが、日勤の引き継ぎ1名と救急車が5台ほど来ました。
不慣れな場所での対応なので、スムーズには行きませんでしたが、僕が以前勤務していた市立奈良病院の看護師さんも支援に来ておられ、奈良の話などでき、楽しく仕事させて頂けました。

診察していて思った事ですが、自分の方言がカタコトになってしまうこと。もともと三重が地元なので、関西弁や伊勢弁も普通に話していたはずなんですが、うまくいかない。

六ヶ所では高齢者だと関西弁でしゃべっても伝わりにくいので、時に関西弁が混じる標準語に近い東北訛り?で話していたんですが、三重で診療しても患者さんへの対応は関西弁で話せず、変な言葉使いになってしまっていて、ぎくしゃくしてしまいました。

たまには、地元に戻って自分のアイデンティティを保つ事も必要かなと思う支援でした。


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