青森県六ケ所村尾駮診療所の小林只です。
今週は、1週間の研究・研修期間を頂いて、出張中です。
本日は、東京の慈恵医大病院ペインクリニックに見学に来ました。
http://www.jikei.ac.jp/hospital/honin/sinryo/29.html
大学病院で疼痛センターとして、生物社会心理BPSモデルの視点(私達が家庭医の視点で示すような内容とほぼ同
じ)、さらにMyofascial pain syndrome
筋筋膜性疼痛症候群を扱う国内でもまれな機関です。ペイン外来診療に臨床心理士が非常勤で勤務(全国で2人目)しています。
大学病院としての患者層の違いや振る舞いも違いますが、尾駮診療所で実践している方法論の近似系が、大学とういう機関でも行われていることに驚きました。
夜は、アーサークラインマン、痛みと社会背景、に関して、スタッフ達と飲み会していました。
明日は、私の研究テーマ「MPS 筋硬結の超音波可視化と介入」を月末に実験予定であり、業者との打ち合わせです。
坐骨神経痛・・・大学病院ペイン外来というpopulationでも、本物の「坐骨神経」の癌浸潤や炎症に起因するものは,5%未満とのことです(笑)。殆どが筋膜痛の関連痛で、その加療で治ります。
2 コメント:
今日、自分も坐骨神経痛になやむというかたをみました。
中殿筋の筋痛症と判断してTPBと体操指導しました。
筋肉をさわるくせをつけると、「硬結」がよくわかるようになりますね。また、なんとなくですが針先でもその感覚をすこし感じられるようになってきたようにおもいます。
いつもいろいろと教えて頂きありがとうございます。
すがなみ
そうですね。触っているとだんだん分かるようになります。針先でも(27G程度までなら)硬結や筋膜を貫く感覚は分かります。
その患者さんの「坐骨神経痛」治るとよいですね。
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