2012年2月10日金曜日

青森六ケ所村尾駮診療所

地域医療のススメ シニア2年目(医師4年目)の小林只です。

本日より、各研修医や指導医などのリレー投稿が開始します。
私からのスタートということで、やや緊張気味です。 まずは自己紹介です。

私は、青森県六ヶ所村尾駮診療所(http://www.obuchi-clinic.net/)という場所で、現在医師3.5名で診療しています。

私が20104月に当院に赴任して約2年が経ちます。現在、鹿児島出身の妻と娘(1歳2ヶ月)と3人で医師住宅住まいです。隣人は、同僚の家族(妻、息子1歳7ヶ月)がいて、私生活でもいろいろ助かっています。
HP:http://square.umin.ac.jp/koba-Riv/
facebook:http://www.facebook.com/profile.php?id=100002526290154
こんな私です。


当院は
19床の有床公立診療所で、医師3~3.5名。約11000人の人口があるも、最も近い病院まで車で1時間の距離であり、医師3人で交代で24時間救急診療、外来は、3ブースで(看護師は人数不足もあり基本的にブース内にいない)全科総合診療1日約100人~160人で、入院治療、各種検査(上部・下部内視鏡、気管支鏡、超音波検査(甲状腺、胸部、心臓、腹部、泌尿器、整形外科etc)など)、外来ではその場でグラム染色もしています。

原子力関係で、高齢化率は20%未満、外国人も多く(主にフランス系)が多く、インターナショナルスクールもあります。共用語は一応英語です。外来にもしばしば外国人がいらっしゃいます。
学校医、産業医、特別養護老人施設、障害者福祉支援施設、訪問診療(往診はやっていませんが)を展開しています。

私は、月に2日の研修日と年に1週間を2回の研修日も確保されており、整形外科超音波、ペイン、現在進行中の基礎研究・臨床研究などのための出張と自由に使用しています。2月13日~も1週間研究のため東京・金沢・名古屋に大回りです。

とにかく、診療(主に外来)に仕事として影響を出さなければ、好きに研修できます。まあ、その「影響をださないように」という、全体の中での自分の立場という視点を意識して、診療・振る舞いをすること自体が大きな勉強です。年間に、研修医15~20名、学生15~20名が勉強に来院し、いつも合言葉は「ディスカッション」です。毎日、夕方5時~8時(時に9時)まで、健康診断の心電図・レントゲン・眼底写真・超音波検査、外来の患者レビュー(病態分析、EBM、PCM的に、そして社会情勢的にいろいろな視点で)とにかく、 「考え続ける」とモットーに日々、ちょい辛・楽しく悩みながら診療しています。松岡所長の元、有意義な家庭医療の実践研修をできています。

当院で実践している、分析する症候学「尾駮式過程医療実践」の書籍も執筆中です(出版時期未定、目標1年)。

最近は、健康診断の心電図・レントゲンのEnglish conferenceもやっています。とにかく英語になれるためです。研修医・学生の思い出づくりも兼ねて、Ustreamでじつはこっそり配信もしていたりします。パスワードは「OBUCHI」です。http://www.ustream.tv/recorded/15504015

あとは、この診療所のOBには、
・ Rocky noteの作者(実は車2時間の近く) http://rockymuku.sakura.ne.jp/ROCKYNOTE.html
・ EBMの伝道師 福士先生 http://ebm-clinic.com/staff.html#dr-fukushi
などがいらっしゃいます。

先週、寒波の影響で、青森県の横浜町(神奈川ではありません笑)で吹雪で、車100台が立ち往生というニュース(http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20120202k0000m040082000c.html)が全国版で流れました。その中に、私の同僚医師が東京北社会保険病院(当協会の研修施設)の1年目初期研修医の女医さんと立ち往生、一晩明かしていました・・・。
その研修医の彼女は、吹雪はすごかったけと、その後の晴れ具合は、まさに銀世界!!と感動し、研修の最高の思い出だったと(そんなんでいいのか?)さ。

調子に乗って、書きすぎました・・・終わります。

寒さはきついですが、まあ、楽しくやっています。









1 コメント:

「地域医療のススメ」研修生 さんのコメント...

尾駮式症候学,本が出るのが楽しみですね.
普段のカンファレンスの様子,痛みの治療,整形エコーなどについてもまたみんなに紹介してもらえるとうれしいです.
すがなみ

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