2012年11月4日日曜日

ライフサイクル

S1片岡です.
投稿が遅れてしまいすみません.

今年の夏は,ススメのみなさんや東京北の先生方で
お子さんが生まれた方がたくさんいらっしゃいましたね.
私も7月に長男が生まれ,首が座ったり,生まれたころに着ていた服が小さくなったりと
日々成長を実感しています.

子供が生まれて間もない頃はあまり実感がなかったのですが,
家族でお宮参りに行ったり,自分の両親が「おじいちゃんおばあちゃん」と呼ばれたりすると,
ライフサイクルが一段階回転したのかなと最近感じるようになりました.

日々の診療でも,小さいお子さんを連れている患者さんがいると,
「大変ですよね」と共感できることが少しずつ増えてきました.

自分自身も悩みながら,「親の視点」を少しずつ身につけられるようにしたいなと
感じます.

2012年11月1日木曜日

西伊豆病院

 10月1日から26日まで、4週間にわたり地域医療振興協会を離れて西伊豆病院というところで研修をしてきました。主な目的は院長の仲田和正先生について整形外科を学ぶというものだったのですが、そのほかにも多くのことを学ぶことができましたので報告をします。
①整形外科分野の研修
  研修は朝6時15分から始まる病棟回診、午前中の外来診療、午後の手術・処置という流れでした。外来診療では膝、肩、腰といった訴えの多い症候の問診や診察方法、膝、肩の関節注射、骨折、捻挫といった頻度の高い外傷の診断から固定処置を経験しました。診察中および空き時間を利用して適宜講義をしていただき、たいへん有用でした。今回の研修で特に印象的だったことはエコーを利用した診断を行っているということでした。エコーの活用は診療所での診断に必ずや有用であり、今後ぜひ取り入れていきたいと思いました。
②手術研修
  整形外科分野では大腿骨頚部骨折や転子部骨折、手根管症候群を経験しました。手根管症候群は実際に執刀を経験させていただき、解剖学的構造も含めて理解を深めることができました。また整形外科以外の手術についても外科の木島先生に声をかけていただき参加しました。虫垂炎、腹腔鏡下胆嚢摘出術、大腸癌右半結腸切除、慢性硬膜下血腫穿頭血腫除去術などを経験しました。今後は診療所勤や内科での勤務が中心となうことから貴重な経験ができたと思います。
③勉強会
      週に4回早朝勉強会が開かれます。水・木曜日は札幌医大のプライマリケアカンファ、木曜日は仲田院長のレントゲンカンファ、金・土曜日はスタッフもしくは研修医の先生からの発表でした。各勉強会ともテーマがしっかり設定されており新しい知識や曖昧になっていた知識の整理にとても有効でした。最近勉強を怠り気味であった自分にとっては刺激的で勉強やる気スイッチが入ったような気がしました。
④当直研修
     西伊豆病院のある地区は西伊豆町、松崎町、伊豆市の一部がある伊豆半島西部唯一の救急対応病院であり救急要請はすべて対応を原則としています。高度の医療対応が必要な場合には日中であればヘリを要請することができますが、夜間の場合には約1~2時間の峠越え救急搬送となります。その中での当直を2回経験しましたが、これまで経験したことのない緊張感でした。このような環境の中で地域医療を支えている常勤の先生たちの責任感に強く刺激されました。
⑤その他
    そのほかにも研修中は町の予防接種、巡回診療、診療所研修など様々な経験をしました。研修外でも交流会を開いていただき貴重なお話も伺いました。休日には堂ヶ島、松崎、下田、南伊豆と風光明媚な景色や海幸を満喫しました。短期間ではありましたがとても有意義な研修になったと思います。仲田先生はじめ諸先生方、スタッフの皆様には心から感謝です。そして、興味のある方はぜひ西伊豆での研修をお勧めします!


    
 

2012年10月15日月曜日

青い森に囲まれて



 青森県下北郡の東通村診療所で研修している佐々木航です。東通村は下北半島の北東の端にあります。今年7月に東京都北区の東京北社会保険病院から移動しました。

 どこまでも続く森の道、かと思えば田園風景、点在する集落、信号が村に一つしかない、満月の夜には空が明るい。7月に初めて東通村に来たときは、おとぎ話!? 絵本の中!? RPG!? 驚きの連続だった毎日も、はや3ヶ月経過し、だいぶ慣れてきました。豊かな自然を見ても感動しなくなりました。車で20分ほど走ればむつ市街に出てなかなか便利です。あれ? そういえば下北のイントネーションになっている?

 人や生活などでも新しい発見がたくさんありました。何より、住民がとても優しく、私達を信頼してくれます。一方で疑問を持たず信頼してくださるので、責任重大です。お互い顔見知りの住民が多く、集落全体で一つの家族、といった集落も中にはあります。
今年の夏は例年より8℃も高かったそうです。厳しい冬に耐えるためにほとんどすべての家にストーブがありますがクーラーはほとんどなく、扇風機すらない家もありました。高齢者の家庭では、体調が悪くなるととりあえずストーブをつけて布団にくるまる、というところも少なくなく、今年は特に熱中症が多かったようです。

 新しい地域に行くと人も生活も自然も発見が多く、医学的な発見よりも刺激的に感じます。あと6ヶ月、どのような発見が待っているのでしょうか。とりあえず、スタッドレスタイヤを用意しておこうかな。


 医師住宅から診療所へ続く通路です。毎朝森林浴しながら診療所へ行きます。トトロに会えそうな気がします。

2012年9月28日金曜日

生活習慣病予防

 お久しぶりです。磐梯町医療センターS2の長坂です。

 磐梯町に越してきて半年が経ちました。春と夏を過ごしたわけですが、東北とはいえやはり夏は暑かったです。
 ただ、磐梯町は標高が高いためか、昼は暑いのですが夕方からは涼しく、寝るときはクーラーなしですごせました。その分、町にクマが現れることもありますが。

 さて、タイトルにあるように、先週と今週の2週にわたり、生活習慣病予防に関してと、メタボリックシンドロームに関して、磐梯町の町民の方を対象に講演をさせていただきました。
 講演などというものは初めての経験で、自分が生活習慣病予防ができていないのに、講演などできるのだろうかと心配していましたが、何とか無事に終えることができました。
 これを機会に勉強することもでき、非常に貴重な体験をさせていただきました。
 講演をしたこともそうですが、講演後の質疑応答の中で参加者の方が、「うちの夫は家族の言うことは聞かないけど、お医者さんの言うことは聞く」とおっしゃっていて、改めて医者の言葉の重さを認識しました。
 あやふやなことは勉強し確認して、根拠に基づいた責任ある発言を心掛けていきたいです。

 もちろん今回の講演でも根拠に基づいた発言を心掛けようと、厚生労働省のホームページなども参考にさせていただきました。
 厚生労働省のホームページに脂質異常症に関するページがあり、コレステロールを多く含む食品の例が挙げられていました。
 コレステロールを多く含む食品に中に「皮なしの鶏肉」とあり、はて?鶏肉は比較的ヘルシーな食品だと思ってたけど、さらにその皮を取ったのなら、より脂質なんかは少ないのではないだろうか?、といった疑問がわきました。
 これに関し確認しようと厚生労働省に電話し問い合わせたところ、「そのページはだいぶ前に委託業者に作ってもらったもので、今は当事者と連絡も取れず、資料もないので確認できない」とのお答えでした。
 厚生労働省・・・
 日本の医療業界のトップなのだから、根拠に基づき責任ある発言をして欲しいものです。

  写真は日本三大ラーメンのひとつ喜多方ラーメンです。
まこと食堂のチャーシューメン

 喜多方市までは磐梯町から車で30分ほどで行くことができます。
 これまで東京や横浜で、家系ラーメンやつけ麺のように、ややこってり系のラーメンを好んで食べており、いまさら正統派のしょうゆラーメンなんか食べてもそれほどおいしく感じないだろうなと思っていました。
 しかし、喜多方ラーメンを一口食べてみると、
 「う、うまい!!」
 具は基本的にチャーシューとメンマとネギのみ。野菜増しもこってりも背脂もない。なのにうまい。
 これまで7、8件ほどまわりましたが外れはありませんでした。
 塩分のことも忘れスープも飲み干すうまさです。
 恐るべし喜多方ラーメン。
 

2012年9月25日火曜日

神津島にて


島の人たちは子ども好きの人が多いです。

それはきっと人口2000人のこの島の人々ににとって、子どもというのは本当に宝物だったからではないかと思います。

小さい子どもを持つ島のお母さんたちは、毎年、何人男の子と女の子が生まれるかという話題で大変盛り上がります。なぜなら、年に1度の村民大運動会で、各学年からリレーの選手を選ばなくてはならないため、そのリレーの選手の数はせめて毎年生まれて欲しいからです。

また、私事で大変恐縮ですが、今年6月に我が家に双子が産まれました。
先日、妻と子どもたちが島に戻ってきたのですが、子どもたちを散歩に連れて行くと色々なところで声をかけられ、島の人たちは子どもが好きなんだなぁと思うと同時に「この前、診療所を受診した時に子どもが産まれたってなんで教えてくれなかったの」とお叱りを受けることもありました。

島に来て2年半が経ち、島の人に少しは受け入れられてきたんだなぁ、と嬉しい気持ちにもなりました。

2012年9月24日月曜日

台東病院で勤務していて感じること

台東区立台東病院の堀田紗代です。
早いもので、今年4月に地域医療型プログラムのシニアレジデントになりすでに半年となりました。
ここで私が現在研修している台東病院で働いていて感じていることについて書きたいと思います。

5月のシニアレジデントのオリエンテーションの会場だったのでご存知の方も多いと思いますが、
台東病院は上野や浅草からすぐ近くの住宅地の中にあります。

区立病院ということもあり、患者さんの多くは台東区民で、まさに地域のための病院であると働きながらも実感しています。

私はこちらに勤務する前にいた大学病院との大きな違いでまず最初に感じたのは、
ソーシャルワーカーさんの多さでした。
私が記憶する範囲では、1000床近くある病院で実際に働いていたソーシャルワーカーさんはわずか一人でした。
ところが台東病院では、40床の各病棟に一人、120床の病院で計三人のソーシャルワーカーさんがいて、毎朝病棟の申し送りに参加しています。
しかも救急患者さんの受診となるとどこで嗅ぎつけたのか一般病棟担当のワーカーさんがいつのまにか救急外来に来ていて、
その患者さんの家族背景や生活状況、受診歴などを事細かに教えてくれます。
まさに、患者さんのため、地域のための病院であると実感するときです。

さらに、チーム医療を実践していると感じることが多いのも大きな違いです。
患者さんとのカンファレンスの時、リハビリの療法士さんや看護師さん、ワーカーさんと一緒に患者さんや家族、ケアマネージャーさんらと話し合い、
今後のことを決定していくプロセスはまさにチーム医療だと感じます。
決して一人で治療しているのではない、医師だけが特別な職種ではないと感じるときです。



写真は、ちょっと関係ないのですが、病院近くにあるスカイツリーの真下でとったものです。


今後も地域に少しでも多く貢献していけるよう経験を積んでいきたいと思います。

2012年9月17日月曜日

家庭医療後期研修プログラムのレジデントを募集しています.


「地域医療のススメ」では平成25年度研修開始の後期レジデントの募集を行っております。
以下ご案内です。

【プログラムの概要】
「地域医療のススメ」は地域医療振興協会の設立の目的である「へき地等の医療の確保と質の向上をはかり、もって地域の振興を図る」を達成するのに必要な地域医療・家庭医療専門医を養成するために立ち上げられたプログラムです
協会では、平成15年から地域医療研修センターを開設し、レジデントの受け入れを開始し、現在に至っております。
全国にある協会内外の施設を利用して、地域医療・家庭医療に必要な知識・技術を実践の中から学ぶ事のできる研修を行っています。
どんな臨床の現場に行っても対応できる、しっかりとした臨床的能力を身につけることのできるプログラムです。

【プログラムの特徴】
・地域医療専門医、家庭医療専門医を行く瀬するための後期研修プログラムです。
・地域医療研修センターが中心となり、研修期間を通じて、それぞれのレジデントをサポートします。
・レジデントにはメンターがつき、サポートを行います。
・研修場所は、地域医療振興協会の全国にちらばる多様な施設を利用し、診療所から小病院、基幹病院の総合診療科まで、いろいろなレベルの医療機関を経験する事が可能です。
・地域医療、家庭医療を熟知した学会専門医、指導医が指導にあたります。
・インターネットを利用した合同カンファレンス、日々の診療振り返りを行います。
・プログラム全体で年に3回あつまっての勉強会を行います。
・OHSU(オレゴン健康科学大学家庭医療学)での短期海外研修が可能です。
・現在プログラムには15名のレジデントが所属しており、多くの同じ想いを共有する仲間がいます。
・これまでに27名の修了生を送り出し、地域の診療所や病院で活躍しています。
・初期研修をおわってすぐに研修に入られる方だけでなく、専門科の経験があって家庭医療に興味がある方も大歓迎です。

詳細は、ホームページ(http://kenshunavi.jadecom.or.jp/community_med/))をご覧いただければと思います。


興味のある方は是非一度見学においで下さい。
お待ちしております。