2014年9月21日日曜日

OHSU家庭医療科の先生方とのかかわりを通じて

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地域医療のススメ S3の堀田紗代です。
岐阜県の揖斐郡北西部地域医療センターの吉村先生のもとで研修をしています。

先週、JADECOMEと交流のある米国のオレゴン健康科学大学(Oregon Health& Science University; OHSU)の家庭医療科レジデントのErica先生が、揖斐に来られました。
一緒に在宅患者さんのご自宅やグループホームに訪問診療に行き、外来患者さんの診察もされていました。

私は今年6月の1ヵ月間、オレゴンで研修させて頂いたので、今回はその逆バージョンでした。
日本と米国の両方の医療を1人の研修医の先生と共有できたことは、私にとってとても素晴らしい経験でした。

また、週末にOHSU家庭医療科のFran教授もお招きし東京北医療センターでインターンシップと勉強会がありました。
勉強会のうち、ポートフォリオ勉強会を私が担当させて頂き、揖斐で経験した終末期の患者さんの診療を通じて感じたこと、学んだことをまとめて発表しました。
ポートフォリオは、自分の感情をありのままに書くものなので、それを勉強会という形で海外からの先生を含めて共有することに正直少し抵抗がありましたが、実際には多くの学びを得ることができました。

私が特に印象に残ったのは、終末期にかかわることは、家庭医にとって誇りである、というFran教授のお言葉でした。

終末期医療は、ゴールが死、と決まっていて、正直あまり関心を持てない時期もありました。けれど、医学的な緩和ケアとしての薬の調整などだけでなく、患者さん家族とのかかわりがいかに大切かを学びました。それを医師としての誇りと感じることができれば、これからはもう少しいい関わりをしていけるのではないかと思っています。


写真は、勉強会の様子と集合写真、Erica先生と医学生さんとの3ショットと、そして少し前の揖斐郡北西部地域医療センターの夏祭りです。





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