2014年10月27日月曜日

初期研修医に家族志向型ケアの講義をしました



修了生の揖斐川町春日診療所の太田浩です。

先日、市立奈良病院の初期研修医のみなさんに家族志向型ケアのお話をしました。
地域医療のススメ修了生でもある、市立奈良病院の総合診療科の西村先生の企画です。
初期研修医向けに総合診療セミナーが市立奈良病院で開催されています。
素晴らしい活動です。

初期研修医向けに家族志向ケアの話ということで,少し緊張しました。
初期研修の頃は、病棟、救急の診療で精一杯で、家族関係から医療をみてみるということに関心を示してくれるかどうか・・・

代表者に医師、患者役でロールプレイしてもらいました。
患者の希望、家族関係を聞いてもらい、みんなで家族図を描く実習を行いました。

また、その家族図、情報をもとに、家族カンファレンスを行いました。
患者役、長男役、次男役、医師役で2グループでロールプレイ。

みなさん、家族図もしっかり書いてくれました。
家系図だけでなく、職業、居住地などの情報も書き込んでくれました。
ロールプレイも盛り上がりました。

進行がんの事例、介護力が弱い中、家に帰りたい本人と、心配だから入院してほしい家族。

2グループとも、退院するけど、ご飯を食べれなくなったら、入院
という方針でした。
答えはないですね。

最後まで家
食べれなくなったら入院
ずっと入院

家族関係、状況などにより、方針は変わります。
家族背景を踏まえて、コミュニケーションをとる過程が重要ですね。

私自身も家族志向ケアの勉強になりました。
見直すと、使えてない場面もあります。
教えることは学ぶことですね。

同期の西村君との再会もうれしかったです。
西村君の活躍にも刺激を受けました。



参考図書
http://www.amazon.co.jp/%E5%AE%B6%E6%97%8F%E5%BF%97%E5%90%91%E3%81%AE%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%BB%E3%82%B1%E3%82%A2-%E6%9D%BE%E4%B8%8B-%E6%98%8E/dp/462106245X/ref=pd_sim_b_27?ie=UTF8&refRID=10JVDTYAM3YECHTJAPZ1




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