2020年5月22日金曜日

恵那での産婦人科研修報告

地域医療のススメ専攻医の地域自慢 〜恵那(えな)での産婦人科研修〜
 20205月 ススメ後期研修3年目 北口馨菜英

コロナ禍冷めやらぬ日々ですね。影響は人それぞれだと思いますが、苦しい思いをしている方々に心からお見舞い申し上げます。
私は4月から総合診療科後期研修の一環で、岐阜県の市立恵那病院で産婦人科研修しています。自然豊かなところで、木々や花々、鳥たちは生き生きしていて癒されます。虫も多いんですが・・・癒しの写真とともに、ススメの総合診療研修の一部としてご紹介します。

・恵那市、恵那病院について
恵那市は岐阜の東濃地域にあり、名古屋から電車で1時間北上したところにあります。人口51,141人(H27.4.1)で岐阜県全体のおおよそ2.5%を占め、老年人口割合が32.4%(全国の老年人口割合26.7%)と高齢化した地域です。(恵那病院HPから引用)
病院は恵那駅から車で7分、坂を少し登ったところにあります。山を拓いて建てたそうな。院内には趣ある木の引き戸や天井の梁に利用されているそうな。
(恵那病院エントランス 明るくて温かみがあります)
199床の入院病床があり、維持透析室や化学療法室があります。内科、外科、整形外科、リハビリテーション科、産婦人科、小児科などがあり、医師数は多くない中で地域のニーズに応えています。
恵那病院公式HP  https://www.enahosp.jp/

職員宿舎は広い病院敷地内にあります。うぐいすがよく鳴いています。てんとう虫がどこからか部屋へ入ってきて、転がっています・・・





(宿舎から撮影した動画;ウグイス鳴いてます♪)

・恵那病院産婦人科での研修について
私は内科として後期研修してきたので、総合診療・家庭医療の本格的な研修はこれからといったところです。新専門医制度のはざまの学年で複雑怪奇ではありますが、私は地域医療振興協会の総合診療医養成プログラムである「地域医療のススメ」に所属して、プライマリ・ケア連合学会で言う改訂家庭医療後期研修プログラム;通称「Ver.2.0」の後期研修をしています。
産婦人科研修は、プライマリケアを担う女医として更年期症候群や月経困難症、妊娠・出産に関わるケアなんかの女性診療のプライマリケアができるようになりたいと思って研修を組んでもらいました。恵那病院産婦人科ではウィメンズヘルスを推進していて、先輩方からも好評なのです。お産ができる地域の中小規模の総合病院なので、産婦人科疾患のプライマリ領域を学ぶにはもってこいです。
女性診療に興味があればPCOG(日本プライマリ・ケア学会 女性医療・保健委員会)のホームページ(http://www.pcog.jp/)のデータベースがすごく勉強になりますよ!

それでは、恵那の写真に癒されてください!
散歩中の風景
ヘリポートから病院の遠景
近所から撮影した木曽川

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1 コメント:

菅波 さんのコメント...

岐阜県恵那病院の充実したウイミンズヘルス研修の報告を頂きありがとうございます!ウグイスの声,美しい木曽川も癒されますね!

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