2016年5月10日火曜日

impairment(機能障害)-disability(能力低下)-handicap(社会的不利)


台東病院リハビリ科で研修中のS1飯田です。
国家試験の際に文言のみ覚えていたこの3つですが、
リハビリ科ではこれを基本の考え方として重視しています。

先日あった例では、自宅退院にあたって
「階段を上ることはできるが、降りることに怖がる」問題に対して、
これは「能力低下」と考えられますが、
これをもたらす機能障害は何か、と考えると、
視力障害に対してのアプローチや、頚髄症や深部感覚障害の鑑別があがりますし、
この解決が難しいとき、これに起因する社会的不利の解決、というように考えると
家屋を1階で生活できるように改造、後ろ向き階段下降の習得などがあがってきます。
何でも訴える患者さんの問題がどこにあるのか。
患者さんの訴えを基に、考えを整理するための道筋がつくところがミソです。

いつもうまくいくわけではありませんが、
関節稼動域、深部感覚、MMT、視力などの所見を日々少しずつ評価し把握しておくと、
スムーズに行かない動作に対して説得力のある原因がひらめくことがあり、
患者さんを中心としたチームが一丸となれる方向付けを行っていけたりもします。
日々わからないことだらけの毎日ですが、今日も患者さんの訴えを聞きながら、
一緒に頭をひねる毎日です。


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1 コメント:

井上陽介 さんのコメント...

飯田先生

湯沢町保健医療センター井上です。台東病院でのリハビリ科研修お疲れ様です。

患者さんの問題点を一つ一つ把握することから、解決に向けてのチームでのアプローチにつなげていくということですね。
Biomedicalな面を考えて、それの解決のためにSocialな部分の解決も考える、それについて患者さんの訴えの中のPsychoな面も考えていく、いわゆるBPSのアプローチを考え、行っているというふうに感じました。
ポートフォリオのテーマの中にもリハビリテーションがあります。ぜひ今学んでいる事例の中からいいポートフォリオが書けるといいですね。

頑張ってください!

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