ススメ2年目の呉です。4月から東京の下町にある台東区立台東病院で研修中です。
台東病院には病院と老健が同施設内にあるという特徴があり、今回初めて1ヶ月半の「老健研修」をさせていただきました。
病棟研修を長らくしていた自分にとってまず驚いたのは、老健は生活の場であり身体抑制はしないということです。認知症による周辺症状のため何度も徘徊を繰り返していても、センサーが鳴るたびにスタッフがかけつけて対応しており、病棟でもこのようなケアができればと感じました。
また老健と病棟との連携がスムーズであることも台東病院の強みだと思いました。例えば肺炎や心不全のため酸素投与が必要になれば総合診療科に入院し、治療後状態が安定すればまた老健に戻るという具合です。スタッフ同士が文面上ではなく院内で直接相談できるのは大変恵まれた環境でした。
当老健でも定期的にレクリエーションを行っておりますが、先日初めて同行させていただき、病院前の鷲神社に行ってきました。
皆さん良い表情をされていてもっとこのようなイベントを増やせればと感じました。
今回の老健研修の経験を生かして高齢者診療に強くなっていこうと思います。
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1 コメント:
呉先生
湯沢町保健医療センター井上です。
台東での研修お疲れ様です。老健という病棟とは違う環境での勤務から非常に色々な気づきがあったのですね。良かったです。
病棟とは違う環境、医療との連携など、同じ建物でなくてもどのように連携していくのかなど、台東以外の場所ではどうなっているのか?は先生の中でこれから経験したり考えていくことだと思います。次の研修先でも思い出してみてください。
写真は鷲神社の中の写真ですか?非常に福々しいお顔ですが、一体どういう像なのでしょうか?ご利益はありそうですね。
残り2週間ですが、台東から多くを学んでいただければと思います。
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