S1大平です。初めての投稿です。よろしくお願いします。
女川町には2つの有人離島(出島・江島)があります。震災前はどちらにも無床診療所がありましたが、震災後常勤医が不在となり、当院よりそれぞれ月1回、巡回診療を行っています。
今日はそのうちの江島へ行ってきました。
島へは巡航船(片道30分くらい)で行きます。波も荒くなく、予定通りの出航です。
島の住宅は斜面にあり、津波の影響は無いものの地震の影響があり、修繕して住んでおられます。以前は50程の家族(ほとんど2人暮らし)が住んでいたようですが、現在は半数程とのことです。養殖業が主です。
港からそれぞれの住居までは階段が多く、高齢者にはきつそうです…
診療所も建物自体は無事でした。定期薬・臨時薬・診療セット等を持ち込み、診療開始です。
今日は定期処方+インフルエンザワクチン接種で、計20名程の診察でした。
ワーファリンの調節などがその場でできないのがもどかしいところですが、皆さん定期的に本土に用を足しにくるので、医療センターに寄っていただき、その際に追加分の処方など行っています。
帰りには、患者さんからナマコとアイナメをいただきました。自分ではさばけないので、スタッフにさばいてもらおうかな…
島での生活は不便な面も多いですが、それでも故郷を愛し、住み続けておられます。少しでもお手伝いを続けて行こうと思いながら、島を後にしました。
1 コメント:
大平先生
ありがとうございます。
「島での生活は不便な面も多いですが、それでも故郷を愛し、住み続けておられます。」
という文に感銘をうけました。
大変なことがあっても、医者が去っても、そこに住む。その手伝い。地域医療の原点だなあとおもいました。
すがなみ
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